会員の方はこちらから
>ID/パスワードを忘れた方はこちらから児童虐待、子どもの貧困、教育格差、地域社会からの孤立など、現在、日本の社会には子どもを取り巻く数多くの多様な問題が存在しています。
これらの問題は、同じ「将来世代」であり、近い将来に自らも親になる者が多い学生にとっても無関係ではありません。
IVUSAでは、子どもたちと年齢の近い「お兄さん」「お姉さん」のような存在であることを活かし、子どもたちの夢や未来のために、学習支援活動や子どもたちの自己肯定感を育むことを目的とした交流支援活動、防災学習等に取り組んでいます。
その中でも、子どもたちがリスクに対する対応力を身に付けていくことに力を入れています。
独立行政法人国立青少年教育振興機構の「子どもゆめ基金」子ども向け教材開発・普及活動に対する助成金を受け、子ども向け減災学習サイトを作成しました。
教材タイトルは、「これなら、デキる!!できることから始める!ボクたち、ワタシたちの『減災アクション』」です。
http://gensaiaction.net/
この教材を基にした子ども向け減災ワークショップや、動画による情報発信などを通して、減災・防災の重要性の啓発活動を進めています。
新潟県長岡市では、2010年より児童養護施設の子どもとの交流を行っています。
児童養護施設の子どもと2日間を共にすることで、子どもたちが生きていく上での自信や、自分は大切な存在であるという自己固定感を高めることを目的としています。 (2010年~2019年計27回、延べ866名参加)
オンラインでの学習支援も始めました。ご支援をよろしくお願いします。詳しくはコチラ。
これまで定期的に交流してきた児童養護施設・双葉寮の子どもたちに対し、週に一回オンラインでの学習支援をしています。
施設で生活する子どもたちは、施設に来るに至った過程での出来事なども絡まりながら、様々なハンディキャップを負っています。
学習面についても、低い学習意欲のほか、子どもによっては、時計の読み方やお金の使い方等、生きるために必要な学習に十分な時間と手間を割くことができていません。そうした状況に対し、子どもたちが自分の力で未来を切り拓くための学びの場を目指しています。
学習支援だけではなく、ワークキャンプを通して「楽しい時間を過ごしたお兄さん・お姉さん」だからこそできる支援が特色です。
日本では、生活保護世帯で育った子どもの内4分の1が、大人になって再び生活保護を受けると言われ、育った家庭環境が世代をこえて連鎖する「貧困の連鎖」が問題となっています。この連鎖においてポイントとなるのが、子どもたちの現時点での学習環境とともに、これまでの家庭からの人や社会と関わる力、思考力や判断力、学習習慣や生活習慣などの非認知能力の“社会的相続”だと言われます。京都府京田辺市と滋賀県大津市、大阪府泉大津市では、行政から委託を受けて生活困窮世帯の子ども向けの学習支援の場を運営しています。
また、ただ勉強をする場にするだけでなく、共に何かに取り組んだり遊んだりするイベントも開催しながら、子どもたちが社会とつながる第三の居場所とすることも目的とし、この居場所機能によって子どもたちの自立に必要な力を少しずつでも向上することを目指しています。(2014年9月~2020年計676回、延べ2,558名の学生が参加し延べ2,688人の子どもたちを支援)
東京多摩クラブでは、軽度発達障がいのお子さんの保護者で構成される市民団体「安全ネット八王子」から「日曜クラブ(月1開催)」「スポーツクラブ(月1回)」「学習クラブ(不定期)」「実学クラブ(月1回)」の4つのクラブを委託していただき、活動しています。今年で10年目となります。メンバー(軽度の発達障がいを持つ方)もIVUSA学生も一緒に様々な活動を通して楽しい時間を過ごしながら、障がい理解・社会勉強をしています。
2011年の台風12号災害被害に対する救援活動をきっかけに地域活性化活動をしてきた三重県熊野市において、地元NPOと協働のもと、防災キャンプを実施しています。
学生と子どもたちとで防災・減災について学ぶことによって、地域全体の防災・減災力の向上を目指しています。また、よそ者学生とコミュニケーションを取る中で、防災・減災の前提である「この町が好きだから住み続けたい」という郷土愛の強化もまた、狙いとしています。(2018年~2019年計2回、延べ学生52名・小学生32名参加)
IVUSAは子どもの成長段階に応じて、以下のようにプログラムを提供しています。
IVUSAはこのプログラム全体を「PeeR」と名付けました。これは、大学生ボランティアと子どもたちが上下ではなく仲間のような(Peer*)関係性の中で、お互いに学びや成長につながる場を作ることを目的としています。
その際には、「Passion」「Empowerment」「Enhance a feeling of pride(自尊感情を高める)」「Risk management」を重視しています。
共通のコンセプトや名称を使用することで、効果的な情報発信を進めるとともに、子どもたちとの接し方や指導法などを学生が学ぶ機会を充実させていきます。
*Peerは、同僚、同輩、同級生、仲間、友人、対等者などの意味を持つ英単語