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赤野井湾再生プロジェクトオオバナミズキンバイ・ごみ除去作業に参加しました

 6月25日、滋賀県守山市にて開催された赤野井湾再生プロジェクト主催の「赤野井湾再生プロジェクトオオバナミズキンバイ・ごみ除去作業」に36名のIVUSAの学生が参加しました。全体では、漁業関係者や地元の方も含め159名で作業しました。
 今回の活動では、除去地点107カ所、総重量約15トンのオオバナミズキンバイを除去することができました。

 オオバナミズキンバイとは、2009年に滋賀県守山市の赤野井湾で初めて確認された特定外来生物です。繁殖力が非常に強く、生育面積は7年間で約3,000倍にまで広がってしまうほどの繁殖力を持っており、水質の悪化や漁業、琵琶湖特有の生態系への悪影響を及ぼしています。
 IVUSAでは2013年からオオバナミズキンバイを完全除去するために活動しており、今回で33回目となります。

 活動日の朝に開会式が開かれ、西嶋栄治滋賀県副知事と川那辺守雄守山市副市長が駆けつけてくださいました。西嶋滋賀県副知事から「国にとっても琵琶湖はかけがえのない財産でありますので、琵琶湖を守るために今日の運動をよろしくお願いします」というお言葉を頂きました。また、開会式だけでなく、学生と一緒にヨシ群落の除去作業に参加してくださいました。

 午前の活動では、ヨシ帯と岩場に生えているオオバナミズキンバイを除去するグループと、赤野井湾のごみを除去するグループに分かれて活動しました。
オオバナミズキンバイを除去するグループでは、少しでも茎や根を残すと再び繁殖してしまうため、慎重に作業をしました。

 午前の活動後に閉会式を行いました。
 活動に初参加の自治会の方から「こんなに多くの人が参加しているとは思っていなかった。こうやって学生の人たちが取り組んでくれているのはとてもありがたい」という声がありました。

 午後からは、漁師とIVUSA学生で午前に引き続きヨシ帯と岩場グループに分かれて除去作業をしました。
途中、岩場グループの除去作業が完了し、ヨシ帯グループと合流しての作業になり、お互いに声をかけあいながら最後まで元気よく、丁寧に作業をしました。

 初めてオオバナミズキンバイの除去活動に参加した学生から「オオバナミズキンバイの除去作業を漁師の方たちが頑張っているのはとても大変なことなのだと知りました。もっと地域の学生に知ってもらい、一緒に活動をしたい」という声がありました。

 最後になりましたが、主催者の赤野井湾再生プロジェクトの皆様はじめ、たくさんのご支援、ご協力ありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。(龍谷大学2年 乾 有弥)

■主催
赤野井湾再生プロジェクト

■協力団体(順不同)
夢・びわ湖/認定NPO法人 びわこ豊穣の郷/滋賀県自然環境保全課/守山市職員互助会/玉津小津漁業協同組合/守山市地区赤十字奉仕団/積水化成品工業株式会社/守山市自治連合会/南部地区土地改良区/守山市消費生活研究会