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第5回岡山県備前市日生諸島活性化活動

 3月2日から6日の4日間 、岡山県備前市日生諸島にて「第5回岡山県備前市日生諸島活性化活動」を実施し、学生88名、事務局員1名の計89名が参加しました。

 2015年から始まり5回目となる今回は、第1回目から行ってきた鹿久居島にある「古代体験の郷 まほろば(以下 まほろば)」の整備活動を継続して実施するだけでなく、日生諸島のフィールドワークをしました。
 実際に、自分の目で見て、現地の声を聞き、日生の魅力をより深く知った上で学生ならではの視点から「オリジナルの広報誌」を作りました。一人でも多くの人々に日生の魅力を知ってもらうために、島外に発信していく活動をしました。

 1日目は、日生諸島に到着し結団式を開催しました。備前市市役所まちづくり部まち営業課おもてなし観光係係長の紫部実さんと備前市地域おこし協力隊の森石雅行さんにもご参加いただきました。
 結団式の後、鴻島、頭島、太多府島に分かれてフィールドワークをしました。各島を訪れ、実際に歩いてみることでその土地の現状を伺いました。また、10分間地域の方々のお手伝いをするという10分間ボランティアでみかん農家の方のお手伝いや小学校の閉校式のお手伝いなどをしました。

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 2日目は、まほろば周辺の海岸清掃や道路の整備作業をしました。道路の整備は、生い茂るシダや木を除去し、道を確保するという活動でした。   
 その後、まほろば周辺、海岸沿い、展望台などを散策しました。まほろば施設の利用者目線から散策をすることで、良い点や改善点を出し合い、3日目の整備活動に繋げました。

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 3日目は、まほろばの整備活動を開始し、砂浜の石や砂利拾い、道の側溝のかきだしの作業をしました。作業前には全員で円陣を組み、気持ちを高め合いました。
 午後からは2日目の散策を行った際に改善点として挙がった、看板の塗り直し、砂浜に続く側溝の整備、まほろば内の道の整備をしました。砂浜で2日間のまほろばの整備作業の成果発表をしました。
 夜にはまほろぼの施設の方々も交えて交流会を行い、お肉と牡蠣を食べました。この3日間の作業の疲れを癒すことができました。

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 4日目は、まほろばの清掃作業をしました。また、道路の整備作業、看板の塗り直しを行い、やり残しがないようにしました。すべての作業を終えた後の隊員は達成感に満ちて いるようでした。

 まほろばを後にし、日生町の魚市場「五味の市」へ行きました。
 日生町観光情報センターに集合し、学生の視点から日生の魅力を伝える雑誌作りのための編集会議とプレゼンテーションの発表をしました。
 日生のフィールドワーク、まほろば整備活動、散策を通して学生が実際肌で感じ取った魅力として、日生の景気、食、民宿などを取り上げ、各班個性に溢れた発表をし、備前市市役所をはじめする特別審査員の方々にも評価していただきました。
 最後には備前市市役所の方々からお話をしていただき、日生とIVUSAの関係がより深くなったと感じました。

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 4日間の活動を通して、日生の魅力はもちろん、日生の抱える問題や人々の暖かさを再確認するなど、一人ひとり違った視点から様々なことを感じることができました。今回の経験を生かして、今後の活動をよりよいものに繋げていきたいです。

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 最後になりましたが、この活動に協力いただいたすべての方々に感謝いたします。今度とも協力よろしくお願いいたします。(龍谷大学2年 近藤 厚志)