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三重県熊野市地域活性化活動

三重県熊野市でIVUSAが活動を始めてから5年が経過し、6年目となる今年は、重要な節目の年となりました。

 2月18日、熊野市とIVUSAは地域連携協定を締結しました。自治体とこのような協定を結ぶのは新潟県関川村、静岡県西伊豆町に続いて3つ目となります。地域連携協定を結ぶことによって、熊野市とIVUSAはより密接で強固な関係を構築し、組織として長期的な連携をしていくことになります。

 この協定の調印式や同日開催した「地域の今を知り未来を考えるカンファレンスin三重県熊野市」の参加と運営のために、2月16日から19日までの4日間、学生104名と事務局員1名が熊野市に滞在し、活動を行いました。

 活動の最初の2日間、学生たちは熊野市の現状を知るために市内各地にフィールドワークへおもむき意見交換をさせていただいたり、世界遺産の熊野古道につながる遊歩道の整備作業を実施したりしました。

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 今回の活動は熊野市の現状を学生一人ひとりが正しく理解し、住民の方とともに未来を考えることを目標にしました。そのために学生たちは事前学習で熊野市の行政の取り組みについて、学びを深めてから活動に参加しました。フィールドワークでは実際に暮らしている方々の生活の声に真摯に耳を傾けていました。

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 活動3日目、IVUSAは熊野市観光協会と共催で「地域の今を知り未来を考えるカンファレンスin三重県熊野市(以下、カンファレンス)」を実施し、その後熊野市と地域連携協定を締結しました。

 カンファレンスでは地域力創造アドバイザーの田渕正人氏による基調講演や、熊野市の各セクターからのパネリストによるパネルディスカッションから「現在の日本と熊野市が抱える課題と現状」を知った後、IVUSAの学生と熊野市民で熊野市の未来を考えるワークショップをしました。

 学生たちはヨソ者・若者である自分たちの視点から、地域をより良くする方法について地域の方と議論していました。また、カンファレンスには78名の熊野市の方々にお越しいただくことができました。

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 そしてカンファレンス後、下村誠代表理事と熊野市の河上敢二市長によって地域連携協定が締結されました。河上市長から「今後も協力関係がさらに大きくなっていくことを心からお願いする」とお言葉を頂きました。

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 活動最終日、「カンファレンス」を通じて学生たちが感じたことを、お世話になった熊野市の方々にお伝えすることができました。そして、学生たちは熊野市とIVUSAの新しいスタートを目の当たりにし、自分なりの地域活性化について思いを巡らせながら帰路につきました。

 4日間の活動は終了しましたが、本当の熊野市での地域活性化はここから始まっていきます。多くの確固としたつながりを作ったこの活動を通して、今後の活動をより実り多いものにしていきます。(龍谷大学4年 瀬戸 悠希)

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【プロジェクトマネージャーより】
 我々は所詮、若者であり、よそ者であり、学生です。
 我々だけでは、遠く離れた地域を盛り上げることは非常に難しい。
 それは熊野市での活動においても例外ではありません。

 今回の活動を通じて、これまで以上に多くの方々との繋がりを築くことができました。
 そして、共に、熊野市の『未来』を考えることができました。

 多くの繋がりと考えが生まれた今回の活動。
 これらを糧に、今日からまた共に考え、実行していきましょう。

 将来、「あの活動があったからこそ今がある」
 そんな言葉をかけていただけないかと密かに願っています。

 最後に、熊野市の方々はじめ、多くの皆様のご協力があり、活動を無事に終えることができました。皆様のご協力に深く感謝いたします。今後とも、よろしくお願いいたします。 (龍谷大学4年 佐藤 真)