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第1回青森県日本海沿岸清掃活動

 9月7日から12日までの6日間、IVUSA学生56人が青森県深浦町にて日本海沿岸の清掃活動に参加しました。今回は初めての活動ということで現地の方々との交流を通しての繋がりづくりにも力を入れた隊でした。
 活動初日は夜に深浦町に到着し、現地の方とあいさつをしてから結団式を行い、隊員の活動目的や活動中の動きを確認しました。

 活動2日目からは、海岸の清掃活動をしました。2つのグループに分けて切磋琢磨しながら作業を行い、効率良く進めることができました。

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 また午後には、清掃活動で拾った産業廃棄物のロープを使ったわらじや、ブイを使った害獣対策のための鳥の巣箱を作りました。そして町でわらじの編み方を唯一知る方がお越しになり、町のことや戦争体験の話を聞かせていただき、とても勉強になりました。

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 活動3日目は、川の流木、倒木などをリサイクルした木材チップの袋詰めをしました。その一部を白神山地の一角で津軽指定公園の一つである青池周辺の公園まで運び、遊歩道に撒く作業をしました。
 夜には交流会があり、深浦の役場の方々を始めとする地元の人たち40人ほどとたくさんお話をしました。

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 4日目の午前中には数人の別働隊が役場の依頼により八景の池の水路に行き、泥を掻き出しや、新しい水抜き穴を作って差し替えました。前回の作業は20年前だったということで、錆びていたり根が張っていたりしましたが、これからの20年のためにしっかりと作業をやり遂げました。

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 活動5日目の午前には綺麗になった海岸を見渡すことが出来、「この海岸がこんなに綺麗になったのを見たのは初めてだ」と地元の方からも驚きの声が上がりました。

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 活動最終日である6日目は宿舎の掃除をし、現地の方々とあいさつをしたあと、深浦町を後にしました。「また帰ってきてください」という言葉を頂くことができ、現地の方々との繋がりを感じました。これからもより良い関係性を作っていけるように今後の活動も頑張っていきます。

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 最後に今回の活動に協力してくださった深浦町の方々に心よりの感謝を申し上げます。ありがとうございました。(法政大学2年 小林 秀人)

【プロジェクトマネージャーより】
 今回、初めて青森県深浦町で活動を行うことができました。これは、深浦町役場のみなさん、そして大白神会のみなさんの力があったからです。この場を借りて、感謝申し上げます。ありがとうございました。

 この活動は、拾うだけでは解決できない「漂着ごみ」の問題に対し、「漂着ごみ」をリサイクルするというアイデアでアプローチしました。この活動の隊員、そして8月に行われた深浦町役場でのインターンにおいて考えられたアイデアのうち、3つを実施しました。

 清掃活動や環境保全活動の木材チップの作業を通し、役場の方から「脱帽した」と言葉をいただき、私たちの努力が伝わったのではないかと感じました。
 ただ考えるだけではない、ただ清掃活動するだけではないこの活動を通し、多くの隊員が学びを得て、来年に繋げようという意思が芽生えたと思います。

 この活動をスタートとし、学生ならではのアイデアで、「漂着ごみ」だけではない深浦町の抱える問題を解決していける関係を築いていきたいです。(東洋大学3年 水野 球子)