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岩手県平成28年台風災害救援活動

 8月19日に八丈島近海で発生した台風第10号は、26日には発達しながら北上し、30日朝には関東地方に接近、30日18時前には暴風域を伴ったまま岩手県大船渡市付近に上陸し、速度を上げながら東北地方を通過して日本海に抜けるという、特異な進路をたどり、大きな被害が出ました。
 そこで、9月11日から9月14日まで岩手県宮古市新里地区で、学生66名、OB2名、事務局2名で岩手県平成28年台風救援活動を実施しました。

 今回の作業は14つのお宅に別れて作業しました。

 各現場、床下の泥をかき出し土嚢袋に詰めて運び出す作業が主でした。
 12日は計2つのお宅、13日は計4つのお宅、14日は計6つのお宅のニーズを完遂しました。
 現場ではよりコミュニケーションを取りながら、効率よく作業できました。
 それぞれのお宅では、飲み物やお菓子の差し入れを頂くことができ、より作業に励みが出ました。

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 お宅では、「他のお宅にも入ってあげて」と仰っている方もおり、まだ人手が足りてない現状がありました。
 他のお宅では、「遠いところかこんな辺鄙なのところまでわざわざありがとう」と言葉を頂きました。お宅の方から差し入れを頂き一緒に食べていると「昨日からずっとありがとう、体調気をつけてね」と体調の心配もしていただけました。
 
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 活動前と活動後

 また活動を受け入れて下さっている風組の桑原さんから「自分の地元で災害が起きたら、リーダーになるのは君たちです。お疲れ様、ありがとう」と言葉を頂きました。
 今回の活動にて協力してくださった関係者各位の方々、本当にありがとうございました。

 尚、この活動は公益財団法人車両競技公益資金記念財団の助成を受け、実施しました。(龍谷大学4年 森 優太)

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【プロジェクトリーダーより】
 この度の災害に際し、心よりお見舞い申し上げます。
 地震とは違い、外観だけではわかりづらいですが、多くのお宅は浸水により床下に泥がたまっていました。すぐ横に流れる川にかかる橋が真っ二つに割れているのを見て、この台風の脅威や住民の皆様の恐怖を感じました。

 しかし新里の皆様は協力しあい、復旧に向け前へ進んでいました。私たち学生も、尽力せずにはいれませんでした。何気ない日常の大切さ、他人事ではない台風の脅威、そして地域で助け合う心、たくさんのことを教えていただきました。
短い期間でしたが、少しでも皆様の負担を減らせたようなら幸いです。

 皆様方の一日も早いご復興をお祈りいたします。(日本大学4年 桝鏡 今日子)