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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから 2月23日から3月8日まで学生58名、事務局員1名で第9次インド住宅建設活動を実施しました。この活動はインドの世界的な慈善活動団体のM.A.Mathのハウジングプロジェクトに参加させていただいたものです。
23日の13時50分に関西国際空港を出発し、約10時間かけて夜にデリーに到着し、アムリタ・ヴィッディヤラム学校に宿泊しました。
その後は約40時間かけて電車で作業場所であるケララ州に向かい、到着後はAIMS(アムリタ・インスティテュート・オブ・メディカル・サイエンス)という総合医療施設で歓迎セレモニーを受け、M.A.Mathの中心の人物のスワミジから「お会いできて光栄です。今回遠くインドまで来ていただいたことに心より感謝いたします」と歓迎の言葉を頂きました。
その後、作業場所のペルンパラン島に移動し3月2日まで住宅建設活動を行いました。
作業は主に住宅の基礎となるブロックの積み下ろし、壁となるレンガやコンクリートの材料であるメタル(砂利)、赤土などの運搬、またメタルや砂からコンクリートを作りそれを屋根の上まで運ぶ作業をしました。
気温が高く過酷な環境の中、現地の方が作業を手伝って下さりました。またバナナやチャイ(インドの紅茶)などの差し入れをしてくださり、現地の方の優しさに触れながら作業し、多くの現場でニーズを完遂することができました。
今回協賛品としてけん玉やコマなどをいただき、それらを現地の小学校に寄贈する贈呈式を行い、協賛品を隊員一人ひとりが子どもたちに渡し子どもたちからたくさんの笑顔と「ありがとう」をもらいました。
3月3日にペルンパラン島からM.A.Mathの本部があるアムリタプリに向かい、アムリタ大学の学生達と両国の文化を伝え親交を深めるために交流会を実施し、最後には現地の学生と一緒になってダンスを踊って盛り上がり、そこに言葉や文化・価値観の壁は存在しませんでした。また隊員の寄せ書きと「ありがとう、また会う日まで」と筆で書いた布を学校に贈呈し、校長先生から「ありがとうございます。こんなに楽しい交流会は今までなかった」と言っていただけました。
アムリタ大学の学生たちと過去のM.A.Mathのハウジングプロジェクトで建てた家を訪問し、そこから問題点と解決策を考え全体で共有しました。そして度その問題についての討論会を行いました。全て英語でのコミュニケーションとなったので非常に苦労しましたが、言葉の壁を乗り越えながら意見を交わし、非常に有意義な時間となりました。
最後にこの活動のカウンターパート、ヴィベーカから「ありがとう!また会おうね。」と言っていただき、活動のサポートの感謝を伝えると共に別れました。
3月8日の午後12時ごろに日本に到着し、インド隊総勢59名、全員帰国することができ、この活動は終了しました。(立命館大学 2年 上杉 浩史)
【プロジェクトマネージャーより】
神秘の国、インドでの2週間の活動を終え一回り大きくなった私の心には何か暖かい気持ちが広がっています。
これは、「感謝」の気持ちです。
2週間という期間の中で、本当にたくさんのことが起きました。炎天下の中での厳しい作業。身体は思うように動かずとも、想いだけは絶やす事のないよう、仲間と声を掛け合い、笑顔を繋ぎ、限られた時間の中で現地に最大の成果を残そうと全員が必死でした。
私たちを突き動かしたもの。それはともに作業をし、時には飲み物を差し入れてくださり、いつも暖かく声をかけて下さるインドの方々の笑顔でした。インドとは不思議な国であると改めて実感しました。決して高くない生活水準の中厳しい暮らしを強いられている。しかし、そこで暮らす人々は、本当に暖かく笑います。強く笑います。そこには、本当の豊かさが広がっているのではないでしょうか。
そんな人々との笑顔と大きな掛け声に包まれたこの活動は、私たちにも大きな感動と成長をもたらしました。まさに支援者と受益者の壁、インドと日本の壁を越え、ひとりの人間とひとりの人間として、心を通わせた時間でした。
共にこの活動を作ってくれた仲間、活動の基盤を支えてくださった方々、たくさんの協賛をいただきました企業の皆様、そして私たちに大きな笑顔を感動と豊かさを与えてくださったインドの人々。
本当に多くの方に支えられ、かけがえのない時間を過ごすことができました。
皆様への大きな、大きな「感謝」の思いでいっぱいです。
本当にありがとうございました。(立命館大学4年 南里 真人)
*本活動は下記企業様のご協力のもと活動を行いました。(順不同・敬称略)
株式会社ビジョン、株式会社誠和コーポレーション、株式会社むそう商事、手塚工藝株式会社、井関食品株式会社、タミワ玩具株式会社、カロライン株式会社