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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから2月10日、彦根市野田沼に繁茂している特定外来生物ナガエツルノゲイトウの除去活動に参加し、28人で約7トン、約100㎡のナガエツルノゲイトウを除去しました。
今回は滋賀県立大学有志の呼びかけにより、彦根市全面協力のもと実施しされました。彦根市では、川や沼など多くの場所でナガエツルノゲイトウが確認されている他、神上沼ではオオバナミズキンバイも繁殖が確認されています。小規模群落時に早急に除去することが求められています。
活動前のミーティングでは特定外来生物の除去上の注意や作業工程について説明がなされ、彦根市生活環境課の山本武さんが「県、市、担当部署に関係なく、大学、地元、学生とも連携しながら外来水草の早期発見、早期駆除に努めていきたい」と挨拶されました。
午前中は彦根市野田沼に繁茂しているナガエツルノゲイトウの中規模群落の除去を行いました。雪の降る寒い中での作業でしたが、除去作業は効率よく行われました。
ナガエツルノゲイトウはちぎれた茎からも繁殖し、陸地でも繁殖してしまうため、ブルーシートを地面に引き、水中の茎は網ですくいながら、細かい茎も残さないように注意して作業しました。
午後からは野田沼流入水路に繁茂している小規模群落を除去しました。水路に繁茂しているナガエツルノゲイトウは放置すると流れて他の地域にも拡散してしまう危険があるため、早急に除去しなくてはなりません。
活動後には呼びかけ人である滋賀県立大学の野間直彦教授より「彦根市で行政、大学、地域住民が連携・協働して行われた除去活動は初めてでした。今後も一緒に彦根市のナガエツルノゲイトウの完全除去を目指して連携していきましょう」とコメントを頂きました。
彦根市では今回除去を行なった野田沼以外でも外来水草が多くの場所で繁茂しており、今後も早期除去を行い、彦根市から外来水草をなくすため連携して活動を行う予定です。
【参加者】
滋賀県立大学有志(教授、学生)
彦根市(生活環境課、農林水産課、道路河川課、荒神山自然の家)
環境省近畿地方環境事務所
琵琶湖環境科学研究センター
地元ボランティア
IVUSAの学生
※この活動は平和堂財団環境保全活動助成事業「夏原グランド」の助成を受けて実施しています。