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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから1月30日に滋賀県草津市の草津市役所にて開催された「第15回草津市こども環境会議」に参加しました。このフォーラムでは15回目を迎え、今回は「環になろう!人と自然と生き物と」のテーマのもと、大人と子どもが共に環境について考えました。
私たちは外来植物オオバナミズキンバイが琵琶湖の問題となっていることを子ども達に知ってもらいオオバナミズキンバイについて考えてもらいたいと思い、特徴や琵琶湖への悪影響、IVUSAの活動内容についての展示を行いました。
私たちのブースにもたくさんの人に来ていただき、オオバナミズキンバイについて多くの人に知ってもらうことが出来ました。子ども達は、一度なら誰でも行ったことがある琵琶湖湖岸や近くの川にオオバナミズキンバイが繁殖していることを聞いて、「たった4ヶ月で水面が見えなくなってしまうなんて、怖い水草だと感じた」と感想を言ってくれました。また、他のこどもには「こんな活動をしているなんてすごい」と言ってくれました。
子どもたちと身近な自然に危機が迫っていることを一緒に考えることによって「身近な自然に常に目を向け、ちょっとした異変に気づく」ことの大切さを伝えられたと思います。
また、橋川渉草津市長も私たちの展示ブースにお越しいただき「今年の夏も学生400人で琵琶湖の清掃活動してくれてありがとうございます。」と夏の活動に対する感謝の言葉をいただき、また、「オオバナミズキンバイの有効利用も考えていきたい。また、来年もよろしくお願いします」と激励の言葉を頂きました。
この1年間で「初めてのオオバナミズキンバイの減少傾向」「機械駆除と同時に人力での除去活動を並行して行う必要性」「北湖での発見」などオオバナミズキンバイの問題に取り組む環境が大きく変わりました。メディアでも度々取り上げられたことや夏の400人の活動を目にされた方、活動に参加したいとおっしゃって下さる方までいらっしゃいました。昨年よりもオオバナミズキンバイの認知度がとても高まっているだけでなく、琵琶湖の問題に関心を向けてくださっていると実感しました。
子どもたち同士が琵琶湖の問題についてディスカッションしたり、時間いっぱいまで他の団体から学校では学べない話を真剣に聞いたりしている姿勢が印象的でした。
小中学生の時から環境問題について考えて発表し、他の団体の活動に目を向け環境問題と向き合う機会がある草津市は素晴らしいと思いました。
このフォーラムを通して琵琶湖の環境問題に取り組む多くの団体がいる草津市とそこに住む子ども達との環が解決に導くと思いました。
最後になりますが、このようなフォーラムに参加させていただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。(京都外国語大学1年 三廼 日南子、立命館大学 1年 板倉 快世)