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関東・東北豪雨災害救援活動2次隊

 台風17号・18号の影響により関東から東北地方にかけて豪雨災害が発生しました。 IVUSAでは、特に被害の大きかった茨城県常総市で9月24日から26日の3日間、災害救援活動を行い、延べ350人が参加しました。
 参加者の中にはKDDI株式会社からの一般ボランティアの方もいました。今回の作業では12件の作業要請に応えました。

 若宮戸は鬼怒川の東側に位置しており、常総市の中でも甚大な被害を受けた地域です。被災から2週間経った今も線路が流された関東鉄道常総線が一部で運転を見合わせているほどです。
 場所によっては断水・停電が続き、土砂も溜まっています。避難所生活をしておられる方も多くいます。「一刻も早い電気の再開をしたい」と、電気の復旧を求める声もありました。

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破損したままのソーラーパネル

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傾いている住宅

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被災地の街並み

 一日目、午前の活動では、各現場に分かれて、床下の泥かきや庭や畑の瓦礫、ゴミの撤去、側溝の泥かきをしました。

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ヘドロのかき出し

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ビニールハウスのビニール剥がしもしました

 午後は床下や庭の泥かきに加え、家財運び出しを行いました。

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家財運び出し

 二日目は、雨が降ったり止んだりと不安定な天気の中での作業となりました。
 前日に引き続き水を含んだ分泥も重くなりますが、お宅にあわせて、床下や庭の泥のかき出しをしました。
 床上浸水したお宅では、泥で汚れた壁や床を拭きあげる作業や家財の洗浄も行いました。学生からは「丁寧にやりきります」と力仕事ではない、細かい作業にも真剣に取り組んでいました。お昼は作業したお宅の方とご飯を一緒に食べました。

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お昼ご飯の様子。鬼怒川決壊当時のことをお話しいただきました

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拭き掃除

 活動最終日の三日目は午前、雨が降っていましたが、午後から日が差し込んできました。
 作業内容は二日目に引き続き、床下や庭の泥のかき出し、泥で汚れた壁や床を拭きあげる作業や家財や食器の洗浄をしました。学生たちは「見違えるほどきれいして見せます」と意気込みながら取り組んでいました。

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一般ボランティアの参加者

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かき出した泥はバケツリレーで外に出しました。

 依頼が終了し、すべての現場が撤収し、集合写真を撮影しました。そして茨城県常総市若宮戸を出発し、第二次関東・東北豪雨災害救援活動は終了となりました。

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 今回の活動も第一次関東・東北豪雨災害救援活動同様多くの方々に支援していただきました。私たちの活動をご支援いただいた皆様にこの場を借りて感謝を申し上げます。(神奈川大学4年 花澤 達朗)

※私たちは公益財団法人車両競技公益資金記念財団の助成を受けて活動を行っています。