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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから 8月21日から24日にかけての活動には学生130名が参加しました。今回は「とちお祭り」の運営サポートがメインの活動でした。
活動一日目は昼頃に皆楽荘に到着し、その後民謡流しの踊りを栃尾甚句保存会の方々から教えていただきました。休憩時間には太鼓や笛の体験もさせていただき、短い時間でしたが交流を深めることができ、隊員の活動への緊張もほぐれたようでした。
午後からの活動では、学生たちは3つのグループに分かれて活動を行いました。
新町地区ではみこしの担ぎ方を教えていただきました。地元の方々の掛け声の大きさに負けないように学生たちは必死に声を出していました。
原町地区では、樽みこし綱引きの練習をしました。綱を引くタイミングなど様々な戦略を地区の方から指導していただきました。想像以上に激しい綱引きに苦戦しながらも、負けたくない気持ちで隊員の士気は上がっていました。
皆楽荘で行われた交流会では、行政の方や栃尾地区同住会の方々をお招きし、栃尾地区に関する様々な意見交換を学生としていただきました。長岡市の行政の方からは、新潟県中越地震発生時の状況などを詳しくお話ししていただきました。
活動二日目、「とちお祭」の当日となりました。朝食を食べ、9時からよさこいソーランの最後の全体練習を行いました。学生たちは振り付けや立ち位置などを入念に確認していました。
その後、お祭りに備え、女子はさらしを巻き、男子はふんどしを締めました。学生一人ひとりの表情は様々でしたが、それぞれがお祭りに向けて意気込んでいました。
最初のプログラムである大民謡流しが始まりました。IVUSA学生の他にもたくさんの方々が参加しており、長い列をなした大行列は、祭りの始まりにふさわしい熱気を醸し出していました。みこし渡御では、現地の方々と隊員とが力を合わせてみこしを担ぎ、最終地点に着いたときは、それぞれに自然と一体感が生まれていました。
活動三日目は、樽みこし綱引き大会から始まりました。IVUSAの学生にとっては初めての樽みこし綱引きでしたが、町民の方々に引き方などを教わり、試合数を重ねるごとにコツをつかんでいきました。その結果、チャンピオン部門では、IVUSAの女子学生が準優勝しました。
そして、昼過ぎから仁和賀行進が始まりました。途中で雨が降りだしましたが、隊員たちは「栃尾に元気を届けたい」という思いで、最後まで笑顔で踊ることができました。
夜には毎年恒例の大花火大会があり、現地の方々と一緒に夕食を食べながら花火を観ました。綺麗な花火とともに、とちお祭を締めくくることができました。
活動最終日は、朝食を食べた後、施設の掃除をしました。そして活動をふり返るミーティングを行い、それぞれがこの活動で学んだことなどを話し合いました。(同志社大学3年 上井 祐二)
【プロジェクトリーダーより】
この隊は、過疎化・少子高齢化が著しく進んだ地域に学生の元気を届けること。現地の方々がより助け合ってお祭りを担っていくための架け橋になることを目的としています。
参加者としてお神輿を担がせていただくことで、よさこいを披露することで現地の方々に笑顔になっていただけたのではと思います。また、それを通して学生たちも現地の人の温かさや踊りを通して笑顔を作る達成感など多くの経験ができました。
また、お祭り以外にも行政の方々や地域団体の方々との交流会を行い、とちお祭に少しでも興味を持っていただいたことや、ともに栃尾、とちお祭の未来について地域活性化という視点から意見交換会をすることができました。
今回でできたつながりや個々の得たものを糧に、今後も栃尾を活性化させていきたいと思います。最後に、ご協力いただいたすべての皆様に御礼申し上げます。(龍谷大学3年 宍貝 奏)