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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから8月28日から8月31日、新潟県関川村「大したもん蛇祭り」活性化活動2015が行われ、195名の学生が参加しました。
昨年IVUSAと関川村は地域連携協定を締結しました。地域連携協定を締結したことにより、正式に関川村とIVUSAが連携し、助け合い、支えあっていくことになりました。
これまで行っていた二者間の関係性づくりを、ここからは少しずつ共になにができるのかを考えていく段階に入っています。祭りを楽しみ、盛り上げるだけでなく、私たちだからできる寄り添い方で関川村と共に歩んでいこう、という決意を胸に今年度の活動が幕を開けました。
活動一日目は、関川村の平田大六村長とIVUSAによる帰村セレモニーが行われ、平田大六村長から「おかえりなさい」のお言葉をいただきました。
その後は各現場に分かれて作業を行いました。活動場所は様々で、竹林整備や神社の清掃活動、宿泊場所となる「雲母里」の清掃活動、観音様が置かれている公園での清掃活動などを行いました。
特別養護老人ホーム「垂水の里」では、窓ふきなどの施設内の清掃や、施設に入所されている方々との交流を行いました。お話の中で、IVUSAが毎年関川村を訪れていることをご存知の方がおられ、学生とお話することをとても喜んでくださいました。
活動二日目は、今年度からの初めての取り組みである、地域住民の方へ向けて防災企画を行いました。前半は防災に関するレクチャーをし、後半はAEDや人工マッサージ用の模型を用いて実技方式で指導を行いました。昼食は、非常食を食べ、実際に災害に起きた時の食事の体験をしました。
村の交流施設の「の~む」では、郷土料理講習会が行われました。笹巻きやピーマンのさっぱり漬けなどの関川村の郷土料理を村の方と学生15名で作りました。
村の方はとても気さくで明るく、その元気の源は郷土料理のような身体によい食事をとることだということを知りました。毎日食べるご飯だからこそ健康的な食事を心がけている、というお話を聞き、代々伝わる郷土料理の魅力に触れました。
活動三日目「大したもん蛇まつり」当日は、前日に行われた花火大会の片付け作業や役場テントでのIVUSAグッズの販売、給水所などに分かれ活動を行いました。
学生48名が大蛇パレードに担ぎ手として参加し、大蛇と小大蛇を担がせていただきました。垂水の里をスタートし、役場までのコースを”わっしょい わっしょい”と声を掛け合いながらパレードを行いました。参加した学生からは「大蛇は重く肩が痛かったが、村の方と共に協力し、お祭りを盛り上げることができてよかった。お祭りを楽しめた」という声があがりました。
大蛇が役場でとぐろをまき、感動に包まれている中、小大蛇が祭会場への到着した際に「ようかい体操第一」を踊るフラッシュモブ企画、学生や祭りに参加された方からの関川村への思いが書かれた横断幕を大蛇パレードの終了後に役場の屋上から垂らす横断幕企画、大蛇の担ぎ手や祭りの参加者などの方々と大蛇を囲んだ写真と横断幕を指したポーズでの集合写真企画の三つの企画を行いました。
夜には村民会館のアリーナで大交流会が行われました。今年度も大勢の関川村の方が参加して下さいました。
村の方も学生と話せることを喜んでくださり、「また来年も帰ってきてね」とおっしゃってくださいました。祭りを終え、村の方たちと交流したことで、学生それぞれに感じる思いがたくさんありました。村の方の温かさを感じ、「来年も帰ろう」という気持ちが強くなりました。
活動最終日となる四日目は、使用させていただいた施設の清掃を行いました。清掃終了後、学生全員が「村民会館のアリーナ」に集まり、活動の振り返りを行いました。その後、平田大六村長がいらしてくださり、「出発セレモニー」を行いました。
活動を行っている中で、声をかけて下さる方は多く、12年間の活動で着実に関川村の方との距離を縮めることができているのではないかと感じました。
この4日間に留めるのではなく、関川村が抱える問題と向き合い、連携していくことが必要となってきます。「お帰りなさい」「行ってらっしゃい」と言っていただける関係を当たり前だと思わず、これからもこの関係を継続していけるように取り組んでいきます。(立命館大学2年 山元 真央)
【プロジェクトリーダーより】
学生一人ひとりと向きあい、幸せを本気で願ってくださる村のみなさんと共に過ごすことができ、本当に4年間帰り続けることができ、そして待っていてくださるみなさんがいるほどうれしいことはないと思っています。
少しでも村の方と学生が結びつき、愛しい人が増えるきっかけとなれば嬉しいです。これからも相互にとって素敵な関係が深まることを願っています。素敵な時間をありがとうございました。(東洋大学4年 松島 望)