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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから 8月14日、8時に新宿を出発したバスはお昼過ぎに西伊豆町に到着しました。最初に公民館にて、お世話になる認定特定非営利活動法人緑の地球ネットワーク(GEN)の藤原國雄さん、町の企画課の長島司さんのお話を聞きました。
隊員は藤原さんとともに黄金崎へ向かい、これまで計2回に渡って活動してきた松の木の再生プロジェクトの成果や背景に関して説明をしていただきました。
その後、隊員は二手に分かれて活動を行いました。片方は町の防災センターに向かい、今年の秋に東京のアンテナショップ「波平」に提供する西伊豆の工芸品を、地域のお子さんと一緒に作りました。お花やだるまなど、とてもかわいらしい作品ができました。
もう片方は地元の方々の憩いの場であるゲートボール場の除草作業を行いました。「えっさ、えっさ」と声を出し合いながら頑張っていました。夜になり、公民館に戻り、夕食とミーティングを済ませた隊員は、1年生が企画した交流会を楽しみました。こうして翌日のお祭り本番に向けて英気を養いました。
活動2日目は、午前中に健康に良いことで注目されているヤーコン茶の収穫を行いました。隊員はヤーコン茶を湯煎するグループ、草刈りをするグループ、炭火焼きをするグループに分かれて作業を行いました。
午後は安良里祭りと田子港祭りの2つのお祭りを西伊豆の方と一緒に盛り上げました。安良里祭りでは地元の方と協力し、盆踊りを筆頭に大変な賑わいを見せていました。田子港祭では神輿の上で激しく踊る「馬鹿踊り」が披露され、会場は「でこでん」掛け声とともに、大きな盛り上がりを見せていました。フィナーレでは、花火が打ち上げられ、すぐ目の前で打ち上げられた水上花火は特に盛り上がりました。
3日目は隊全員が田子で活動をしました。多胡神社でお祓いをしていただいた後に、人手不足のため数年間担がれていなかった神輿を担ぎました。
地元の子どもたちと賽銭を集めに町中をまわり、昨夜お祭りで使われた屋台の修復作業やカンボジアの子供たちに寄付するための「西伊豆×カンボジア企画」も行いました。遠く離れた地であるカンボジアですが、西伊豆からは文房具やサッカーボールなど、たくさんのものを寄付していただきました。
田子港祭りでは昨日同様、子どもが屋台の上に登り、大きな掛け声とともに地元の方々と屋台を引いて町をまわりました。お祭りの会場では最終日ということで、IVUSA学生によるよさこいソーランの披露もありました。
舞台以外の方々も一緒に踊ったり、走りまわったりしていました。さらに馬鹿踊りにもIVUSA学生が参加し、お祭りを盛り上げました。地元の方々にも負けない勢いで「でこでん」の掛け声を出していました。
お祭り終了後、一緒に写真撮影をしようと声をかけてくださる方々や、清掃活動を行っている隊員に対して、「ありがとうございました」と言ってくださる方もいらっしゃいました。
活動最終日は、お世話になった宿舎の清掃を行いました。遅めの朝食を取った後はミーティングを行いました。この4日間の活動をふり返り、班内で共有したあと、班員をシャッフルして他の現場での感想も共有しました。
そして、今回お世話になった認定非営利活動法人緑の地球ネットワークの藤原さん、西伊豆町企画防災課の長島さんからIVUSAと西伊豆の関係やこれからの西伊豆のお話をいただきました。その後、バスに乗り渋滞の影響で到着は少し遅れましたが、新宿に到着し西伊豆活性化活動4次隊は無事に解散しました。
暑い中で4日間におよぶ活動でしたが、西伊豆のために地元の方々とIVUSAが共に戦ったとても充実した時間でした。次に向けての大きな一歩が踏み出せました。(立命館大学2年 久住 和也)