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ネパール震災支援でお預かりした募金の使途について

 2015年5月、本協会の行ったネパール震災復興支援募金に御寄付いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
 募金総額は131万8,605円になりました。本当にありがとうございました。

使途については

・崩壊・破損した小学校や住居や地域の施設の建て直しや修繕
・道路や水道設備など地域のライフラインインフラの修繕や整備
・被災により不便になった生活環境の改善に係わる支援
・被災前よりも良い社会を目指す復興期の社会作りの取り組みに係わる支援
・その他、被災した地域の復旧・復興に必要となる資材・消耗品・運搬や手続き等

 上記のような支援の用途と致します。

集まった募金は、これまで本協会がネパールで活動する際のカウンターパートである、垣見一雅さんに義援金として送金致しました。
 垣見一雅さんは、ルンビニ県パルパ郡で山村地域の支援活動に20年以上取り組んでおり、2015年3月にはヘルシーソサエティ賞を受賞されています。
 小学校建設などの教育支援から、水道設備の設置やバイオガス設備の建設などのインフラ整備、農業経営安定のためのファンドの設立など、幅広いジャンルで地域貢献されています。

ヘルシーソサエティ賞について
http://www.healthysociety-sho.com/past/2014.html

 本協会ではネパールにて、1995年の植林調査、2001年と2008年に2校の小学校建設、2010年から2度の生活支援活動を行ってきました。
 今回の地震の報に接し、私達にも何かできないかと、5月に街頭募金活動を開始しました。
 首都圏では新宿駅・八王子駅・横浜駅、関西圏では京都駅京都タワー前・京阪出町柳駅前・立命館大学衣笠キャンパス内・にて延べ21回の街頭募金活動を行い、また過去にネパールで活動を行った卒業生有志からの寄付で、計1,318,605円の寄付が集まりました。

 多くのご支援を賜りました事、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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■ネパール大地震について
 2015年4月25日に発生した、ネパールの首都カトマンズ北西77km付近のガンダキ県ゴルカ郡サウラパニの深さ15kmを震源とするマグニチュード7.8の地震により、ネパールの人口の約30%にあたる約800万人が被災しました(4月28日国連発表)。
 首都カトマンズを中心として広い範囲で家屋の倒壊や土砂崩れや雪崩などが起こり、死者8,500人、負傷者2万人超という大きな被害をもたらし、被害総額は5,000億円以上と試算されています。

 ネパールの復旧・復興施策について2015年8月現在、ネパール国内では個別の寄付による復旧・復興支援は控えるよう勧告されており、必要な寄付や復旧計画はネパール政府が一元管理しています。
 本来であれば、寄付金などについては一旦ネパール政府に預ける形をとらなければなりませんが、寄付した事の報告は漠然と「ネパール国内の震災復旧」としか判別できず、寄付いただいた方の想いに対するお返事としてははっきりしないものになってしまいます。

 そのため、これまで本協会がネパールで活動する際のカウンターパートである垣見一雅さんに相談して、垣見さんにお預けすることにしました。
 カトマンズ周辺や震源地に近いゴルカ郡の周辺に大きな被害が出ていますが、世界中の支援組織がそれらの地域に注目しており、本協会の支援先としても検討していますが、必要な情報や受け入れなどが整えばその地域の支援を行います。