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7月度東近江オオバナミズキンバイ除去活動

 7月23日に滋賀県東近江市の伊庭内湖で滋賀県、東近江市、近江ウェットランド研究会とIVUSA学生3名、計8名でオオバナミズキンバイ除去活動を行いました。

 オオバナミズキンバイは、2009年に滋賀県守山市赤野井湾で初めて発見された中南米原産の外来水生植物です。5年間で1,100倍に拡大する繁殖力を持っており、琵琶湖南部一帯で確認されていました。しかし7月初旬に琵琶湖の北湖にあたる東近江市でも確認され、琵琶湖全域への被害を防ぐためにも徹底的な早期発見および除去活動が求められます。琵琶湖の北湖での初めての活動となりました。

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ミーティングの様子

 今回のオオバナミズキンバイの生息場所は琵琶湖から遠く、内湖北端部のヨシ群落に隠れていて、一見するとオオバナミズキンバイが本当にあるのかどうか疑うほど分かりにくい場所にありました。

 まずはオオバナミズキンバイを陸上に引き上げる道を作るために雑草とヨシの群落を刈り取りました。

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雑草とヨシ群落の刈り取り作業

 オオバナミズキンバイの面積の測定をしてみると6.5m×9mの大きさでした。

 そして、オオバナミズキンバイの引き揚げ作業を行いました。

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 ちぎれてしまった葉や茎の回収作業を行いました。

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回収作業の様子

オオバナミズキンバイの袋詰め作業を行いました。

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袋詰め作業

 2時間30分程度の作業を終え、目標としていたオオバナミズキンバイの群落を取りきることができました。成果としては、繁殖範囲約57㎡、重さ約330㎏の群落を除去しました。

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作業前

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作業後

 伊庭内湖の湖岸にあったオオバナミズキンバイはヨシ群落があったおかげで足場が安定しており除去活動を行うには適していました。
 しかし伊庭内湖で機械での除去作業は、ヨシ群落が邪魔になり作業はできない場所であると感じました。

 また作業場所によっては、人が入ると肩ぐらいまで水が達する場所もあり胴長では浸水してしまう可能性がありました。そのためオオバナミズキンバイが水深の深いところに繁茂した場合は漁業組合の方などにも協力して頂けるとありがたいと思いました。

 初めて東近江市でオオバナミズキンバイが発見されたこともあり、今はまだ地元住民や地域環境団体もオオバナミズキンバイの認知度も低いかもしれないですが、これから地道に除去活動や広報活動を行うことで存在を知ってもらい、外来植物の問題に対しても関心をもってもらう必要があると思いました。

 最後になりましたが、この活動に参加させて頂き関係者の皆様に御礼申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。(龍谷大学2年 西出 侑生)

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集合写真