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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから3月1日から2日にかけ、神奈川県横浜市に位置するこどもの国にて竹林整備活動が行われました。
こどもの国は100ヘクタールもの広大な土地を持ちますが、その中で竹林の整備をするスタッフの方は少なく、竹の繁殖力の高さから、こどもの国全部の竹林を整備し終わったころには、最初に整備した場所の竹は生えきっており、イタチごっこの様相を呈してしまうのが現状です。また、整備のされていない竹林は、子どもたちが遊ぶのには危険な場所となります。
本隊は活動コンセプトに「竹林を未来につなぐ架け橋」を掲げ、子どもたちと自然が共生しうる未来を実現するべく、学生計113名が活動しました。
1日目は天候が悪く、雨の強くなった午後には予定より早く活動を終えなければならない事態になりましたが、翌二日目は晴天に恵まれ、午後には汗をかく者もいたほどに快く作業を進めることができました。
私たちは活動を行うにあたり前日に事前勉強会を開催し、隊員は竹の切り方や作業にあたる際の注意事項を学んできました。
竹林整備を行ったことのない者が8割ほどを占めた本隊でしたが、経験者による指導やこどもの国スタッフの方の助言もあり、時間が経過するにつれ作業はスムーズに行われました。
一日目に雨が降ったため、足場の悪い中での作業が主でしたが、「そこの斜面は足場が悪いので、動線(人や物が通るための経路)の確保をしっかりお願いします」という声も聞こえ、安全に作業を行う意識を強く持ちながら作業に当たりました。
活動の結果として雑然と生い茂っていた竹原は、はじめは見ることのできなかった空模様が拝めるほどに整備することができました。
全作業終了後には、こどもの国の職員の方より「今回整備してくださった場所は人が入れないくらい本当に荒れている状態でした。ですが、二日間皆さんのお蔭で竹林の奥まで見渡せるくらいになりました。本当にありがとうございました」とのお言葉をいただき、今回の竹林整備活動は締めくくられました。
本隊の活動は無事終了しましたが、こどもの国での竹林整備はこれからも続きます。今回を機に整備活動に足を運ぶ会員が増え、学生ならではのマンパワーを発揮し、こどもの国の大自然を未来の子どもたちに繋ぐ架け橋としてこれまで以上の活動を行えることを期待します。(法政大学2年 久道 教介、拓殖大学1年 堀江 優里)
【プロジェクトリーダーより】
今回の活動は隊員の8割が初めての竹林整備で活動前は怪我人がでるのではないかと正直不安でいっぱいでした。しかし、隊員1人ひとりが活動に対しての意識が強く、荒れている竹林にも積極的に行動していたため2日間で広い範囲の竹林を整備することができ竹林を未来に繋ぐ架け橋として良い結果が残せたのではないかと思いました。
隊員たちが活動を通して現場の経験を積むだけでなく、荒れている竹林を整備したことで自然に対して考え・アクションを起こすきっかけとなったら幸いです。(東京家政学院大学3年 山下 詩音)