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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから2月13日から15日の3日間、新潟県長岡市栃尾地域にて学生60名で活動を行いました。
1日目は、栃尾で活動されているNPO法人UNE、栃尾地域一之貝集落の住民の方々をお招きして「若者を地域活性に巻き込むには」というテーマでプレゼンテーション大会を行いました。
「職を生み若者の雇用を促進する」「栃尾でインターンを行う」「SNSの効果的な利用」など全10チームから様々な案が発表されました。その中で投票によって選ばれた上位チームの案は、これから実現に向けて動いていきます。プレゼンテーション大会のあとは、交流会を行い、UNEのみなさんや地元の方といろいろな話題で盛り上がりました。
地元の方からは「毎年学生が来るのを楽しみにしている」と言っていただき、私たちの活動の意義を改めて感じることができました。
2日目、午前中は半蔵金集落のお宅の除雪作業を行いました。栃尾は豪雪地帯で、道路には人の背丈よりも高く雪が積もり、除雪を行った民家の1階部分はすっかり雪に埋もれていました。空き家やお年寄りの一人暮らしも多く、除雪は大変な課題となっています。
2日目の夜、今回の活動の目的である「栃堀巣守神社裸押合大祭」に参加しました。男子35名は押し合いに参加し、女子25名は甘酒の配布や、おからとこんにゃくで作った「あげあげ揚げ」の配布を行いました。裸押合大祭は古くから続く伝統的な祭りで、ふんどし姿の男たちが天井から撒かれる福札を奪い合います。「サンヨ、サンヨ」「押っせ、押っせ」の声と共に激しく体を押し合う、男たちの真剣な姿が見られました。(同志社大学2年齊城桃果)
【プロジェクトリーダーより】
今隊は、「学生としてできる地域活性化とは」を常に考え続けることを重視した活動でした。栃尾において私たちIVUSA学生にできることが、いったい何なのか。私たちは、何を目的に栃尾で活動しているのか。隊員60名はそれぞれ考え、悩み、実際に訪れ、触れることで、自分なりの答えを出したのではないかと思います。
私たちには、まだまだ知らないことがたくさんあります。私自身、それがもどかしく、私たちにできることってなんだろう。と、今でもまだ考え続けています。
しかし、考えるだけでは、なにも変わりません。実際にアクションを起こして、自分たちが考えたことが、実際にはどうなのか、知る必要があります。それから、間違っていたなら修正し、あっていたなら突き進めばいいんだと思います。
残りの学生生活1年間、私が栃尾に訪れることができるのは、多くても5回くらいだと思います。もちろん、学生が終わっても、栃尾に行くことができます。が、私は今、ヨソモノの学生だからこそできることを、模索していきたい、と思っています。
今回お世話になったNPO法人UNEのみなさん、長岡市社会福祉協議会栃尾支所のみなさん、裸押合大祭実行委員会の方々、本当にありがとうございました。(龍谷大学3年 笘居 真由)