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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから 1月31日に滋賀県草津市の草津市役所にて開催された「第14回草津市こども環境会議」に参加しました。このフォーラムでは14回目を迎え、今回は「わたしたちの描く草津環境未来図」のテーマのもと、大人と子どもが共に環境について考えました。
私たちは身の回りの環境を考えてもらいたいと思い、草津市の烏丸半島や帰帆島の湖岸、イオンモール草津近くの川でも異常繁茂している特定外来生物オオバナミズキンバイについての展示を行いました。
開会式では橋川渉草津市長より挨拶がありました。
この日は子どもたちも含む85団体のブース出展がありました。
私たちのブースにもたくさんの人に来ていただき、オオバナミズキンバイについて多くの人に知ってもらうことが出来ました。子どもたちは、一度なら誰でも行ったことがある琵琶湖湖岸や近くの川にオオバナミズキンバイが繁殖していることを聞いて、「近くにあるのに知らなかった」と感想を言ってくださいました。そして中には「テレビでやってたやつや」と言ってくれる子どももいました。
子どもたちと身近な自然に危機が迫っていることを一緒に考えることによって「身近な自然に常に目を向け、ちょっとした異変に気づく」ことの大切さを伝えられたと思います。
また、橋川渉草津市長も私たちの展示ブースにお越しいただき「学生がこうやって除去活動を手伝ってくれることにとても感謝しています。これからも頑張ってください」と激励の言葉をいただきました。
この1年間で「環境省によるオオバナミズキンバイの特定外来生物指定」「琵琶湖外来水生植物対策協議会の設立」「機械除去の開始」などオオバナミズキンバイの問題に取り組む環境が大きく変わりました。メディアでも度々取り上げられたことや湖岸のあちこちでオオバナミズキンバイの黄色い花を目にされた方も多く、昨年よりもオオバナミズキンバイの認知度がとても高まっていることを実感しました。
オオバナミズキンバイは守山市で繁殖していると知っている人は多いですが、草津市や大津市にも生息しています。さらにオオバナミズキンバイの認知度を上げるとともに、どのような生態系への悪影響があるのかも伝えていきたいと思います。
このフォーラムを通して大人と子どもが一緒に「環境」について考えることで、琵琶湖を守り、さらによりよい未来につないでいく一歩となったと思います。
最後になりますが、このようなフォーラムに参加させていただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。(滋賀大学2年 谷 清隆)