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オオバナミズキンバイについての勉強会と意見交換会を行いました

 2月8日、滋賀県大津市の瀬田町漁協の事務所で、琵琶湖で異常繁茂している特定外来生物オオバナミズキンバイについての勉強会と意見交換会を行いました。NPO法人瀬田川リバプレ隊13名、IVUSA学生3名が参加しました。

 琵琶湖では、特定外来生物オオバナミズキンバイが琵琶湖の南湖全域、瀬田川などでも急激に繁殖し、生態系に悪影響を与えています。魚の産卵場所が減る、船が通れなくなるなど、漁業関係者も悩まされており、地域一体となって拡散防止と根絶を目指し、琵琶湖の豊かな水辺・生態環境を取り戻していく必要があります。

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瀬田川で繁茂しているオオバナミズキンバイ

 IVUSAは、オオバナミズキンバイの除去活動とともに、この問題について知っていただく広報活動を行っています。昨年12月14日の”おおつ環境フェスティバル”でのNPO法人瀬田川リバプレ隊さんとの交流がきっかけで、今回の勉強会への運びとなりました。
 
 勉強会ではオオバナミズキンバイの特徴、そして水質や生態系に悪影響があり漁協関係者も悩まされていること。琵琶湖外来水生植物対策協議会の立ち上がりまでの経緯と機械駆除などの取組み、IVUSAの除去と広報活動の取組みについてお話させていただきました。
 また定期的に除去作業を行い初期の段階で管理できる状態にしておくこと。大繁殖を許した場合、対策に係る経費が増大していくだけでなく、乾燥させるための仮置き場の確保、焼却処理の負担が増えていくので、初期対策が重要であり行政、環境団体、漁協、企業、地域住民などが一体となって取り組んでいく必要があることをお話させていただきました。

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 昼には瀬田川で取れた瀬田しじみの味噌汁をいただきながら意見交換会をしました。

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 意見交換会では
・行政、自治会、県民への認知度をあげるには?
・琵琶湖の北湖、または淀川などへの危機意識の共有は?
・海外の対策事例を勉強すべきでは?
・効率的かつ根絶に向けての駆除方法は?
・遮光シート、草魚などは有効ではないか?
・仮置き場の問題をどうするか?
・焼却処理以外の有効活用は?
・各主体が取組みやすい環境にするには?
・行政とボランティアの関わり方は?
・琵琶湖は観光資源でもあり、景観保全している機関とも取組んでは?
・琵琶湖せっけん運動のような行政と住民が一緒になって取組むには?

 など2時間に及ぶ活発な意見の交換がなされ、琵琶湖を守るためのヒントをたくさん得ることができました。

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 この度はこのような機会をいただき、NPO法人瀬田川リバプレ隊の皆さまに御礼申し上げます。
 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(立命館大学院1年 中村 俊哉)

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