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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから 11月28日、29日に法政大学市ヶ谷キャンパスクラブに所属する8名の学生が飯田橋のサクラテラスで「まちの『わ』イベント」の運営をしました。
再開発事業で完成したばかりの高層タワー・サクラテラスは、オフィスとマンションの2棟で構成されており、利用または居住している人口は4,000人とも言われています。
しかし、ツインタワーにはレストランやスーパーが併設されているので、新しいビジネスマンや住民には周辺の文化や伝統産業に気づきにくい現状があります。とりわけ、飯田橋周辺地域は神楽坂を始めとして伝統工芸や下町情緒を残す地域として知名度が高いです。
本イベントの目的は、サクラテラス近傍の神楽坂の「和」をテーマに、利用者の出会いの機会を提供しようとするもので、株式会社リクルートコミュニケーションズ様や三井不動産ビルマネジメント株式会社様、株式会社シー・レップ様を中心として実施されました。世界茶会主宰の岡田和弘様の神楽坂のお菓子を使った野点コーナーや神楽坂の風呂敷屋さんも協力して下さり、「和」の要素をとても感じられるイベントになりました。
法政大学市ヶ谷キャンパスクラブは、イベント2日目に江戸時代のなぞなぞ判じ絵コーナーとベイゴマコーナーを出展し、大雨の中のべ48名の方が訪れました。小学校帰りの子どもたちや近所の工事現場で働いている方、法政大学生など、世代を越えて多くの方が判じ絵とベイゴマを楽しみました。
本イベントは、地域の方との繋がりや神楽坂らしさを強く感じるイベントであったと同時に、東京都内各所で行われている再開発事業と周辺の伝統産業や文化のマッチングを目指す先駆的事例になると思いました。
飯田橋のサクラテラスを舞台にしたイベントは、2015年の4月にも開催する予定なので、法政大学市ヶ谷キャンパスクラブとして次回はさらにイベントの企画面や運営面に関わっていきたいと思います。(法政大学3年 杉本 悠太)