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2014年度第9回新潟県長岡市栃尾地区ふるさとづくり活動

 10月24日から26日にかけて、今年度9回目となる栃尾ふるさとづくり活動が行われました。今回の目的は「中越地震復興記念式典」を行うことです。私たちIVUSAが栃尾で式典を行うのは今回で5回目。そして中越地震から今年で10年目。節目の年となった今回の式典では、当時の様子を風化させないよう、これまでIVUSAが栃尾の方々と共に行ってきた10年間の活動をふり返りました。

 10月24日、関東で結団式を行い、その後栃尾に向かいました。
 10月25日、午前中はいつも私たちが活動拠点としている古民家の近くの畑で野菜を収穫しました。丸々と太った大根やさつまいもがたくさん獲れました。

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収穫の様子

 午後は式典が行われる旧半蔵金小学校の体育館へと移動し、式典の準備を行いました。会場のセッティングや、毎年恒例となっているキャンドルアートの制作を行いました。
 そして午後5時、式典が始まりました。会場には多くの半蔵金地域の方々にお集まりいただき、これまでの10年間を振り返るムービー上映や、学生代表のあいさつなどが行われました。ムービー上映では会場中がじっとスクリーンを見守る姿が印象的でした。そして地震発生時刻と同じ午後5時56分、黙とうを捧げました。

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式典の様子

 式典後、地域の方と学生との交流会を行いました。学生のよさこい披露や、地元の食材を使った料理が振舞われ、地域の方と学生との会話が弾みました。会場中にぎやかな雰囲気が広がっていました。

 10月26日、活動最終日となったこの日、古民家の清掃を行いました。
この2日間、式典を無事終えることができたと共に、晴天のもと栃尾の自然を感じ、地元の方々と接することができました。この「栃尾」という地域がこれからもずっとあり続け、受け継がれて行けたらと思いました。(同志社大学2年 齊城 桃果)

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キャンドルアート

【プロジェクトリーダーより】
 今回は中越地震から10年目という節目の活動であり、今後の栃尾を考えていく上でも大切な活動でした。活動で何よりも大切にしたことは「今後の栃尾を考えること」です。たった二日間の活動だけで答えが出るような簡単な問いではないと思います。それでも「継続して考え続けること」がこれからの活動に必ず繋がると信じています。再び栃尾に足を運んだり、様々な経験をしたりして、さらに考えを深めていってほしいです。

 また、豊かな自然と温かい人たちに囲まれて過ごすことができる栃尾が、参加した人たちにとって第二の故郷となることを願っています。
 最後になりますが、10年間共に活動して来たこと、10周年式典という節目を迎えることができたのも、これまで支えてくださった方のおかげです。本当にありがとうございました。(法政大学4年 小原 和也)