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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから11月15日、滋賀県草津市の烏丸半島で外来水生植物オオバナミズキンバイのモニタリング作業と守山市の仮置き場での集積作業を行い、IVUSA学生17名が参加しました。
午前中は烏丸半島でのモニタリング作業を行いました。
この烏丸半島の北側で私達は9月中旬に約600名で約5,000㎡、重量にして約120トンのオオバナミズキンバイ除去活動を行いました。しかし、どれだけ丁寧に作業しても僅かな茎や根は残ってしまいます。そのため1度除去作業を行った場所でも定期的にモニタリング作業を行うことで再び繁殖する前に防除していく必要があります。
9月の活動でオオバナミズキンバイを除去した烏丸半島は、見通しがよく水鳥も多く生息していました。そんな中、胴長を履き、腰あたりまで湖に浸かり、再び繁殖しかけているオオバナミズキンバイを除去しました。
11月中旬ということもあり、水温は低くなっていましたが、気合いを入れ合いながら作業を続けました。作業中には9月の活動でも協力して下さった水生植物公園みずの森の職員の方から「頑張って下さい!」と励ましのお言葉をいただきました。
作業成果は、網袋55袋(約150kg)と想像以上にたくさんあり、モニタリング作業の必要性を強く感じました。
午後からは、除去したオオバナミズキンバイを乾燥させるため、守山市の仮置き場に運びました。また9月の活動で広げて乾燥させているオオバナミズキンバイを、1カ所に集める集積作業を行いました。これを行った理由は、9月末より滋賀県による重機でのオオバナミズキンバイの除去が始まり、仮置きする場所が必要であったためです。
土地一面に広げられたオオバナミズキンバイの量をみると、600名で活動を行った成果を感じました。
午後から14人の活動でしたが、9月の活動参加者が多かったため、声を掛け合いながら効率よく作業を進み、広げてあった網袋を一か所に集積することができました。最後にブルーシートで覆い作業を終了しました。
作業を終えた頃には、途中から降り始めた小雨も止み、きれいな虹がかかっていました。
今回モニタリング活動を行ったことにより、9月の活動の成果を感じると共に、オオバナミズキンバイの繁殖力を実感することにもなりました。オオバナミズキンバイとの戦いはまだまだ続きます。これからもっと多くの仲間を巻き込み、IVUSA一丸となって活動に取り組んでいきたいと思います。龍谷大学3年 笘居 真由)
【プロジェクトリーダーより】
今回、9月活動後のモニタリングと県有地での集積作業を行いましたが、自分たちの活動の大きさを実感したとともに、改めてご協力してくださった関係者の方々に感謝の念を抱きました。
また、オオバナミズキンバイの繁茂を食い止める方策として滋賀県が機械除去を始めており、仮置き場でも実際に重機での作業が行われておりました。これを受け、機械と人間との作業棲み分け等を関係者の方々と協議していく必要性、そして、様々なセクターが一体となって取り組む重要性を感じました。
これからも、IVUSA全体で課題解決のために挑戦し続けます。(関西大学4年 井上 哲貴)