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2014年度第6回新潟県長岡市栃尾地区ふるさとづくり活動

 8月22日から栃尾6次隊「とちお祭」の活動が行われました。

 22日早朝に隊員105名と事務局1名は新宿都庁前を出発し、新潟県長岡市栃尾地域に向かいました。バスの窓から見える景色が徐々にのどかな田園風景に変わっていくことで、私たちが新潟に来たのだという実感を持たせてくれました。

 宿舎に到着してからは、祭りで披露するよさこいと民謡流しの練習と、祭りで使用する仁和賀車(山車)の装飾を行いました。民謡流しの練習は地元の方に踊りを教えていただきました。
 任和賀車の装飾は、とちお同住会と一緒に行ない、楽しい雰囲気で作成しました。
 夜には次の日に担ぐ神輿の練習が集落ごとにあり、地元の方に御輿の担ぎ方を教えていただきました。練習後は地元の方々との交流会があり、地元の方からとちお祭にかける熱い想いを聞き、明日への士気を高めました。

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新町交流会】

 原町集落では樽御輿綱引きの指導していただきました。樽御輿はタイミングを取るのが難しく苦戦しましたが、その分やる気が上がり、本番では絶対に負けられないと感じました。

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原町樽御輿練習

 8月23日、とちお祭当日。早朝に激しい雨が降っていましたが、私たちが活動する頃には天気もよくなり、絶好のお祭り日和となりました。
午前中はよさこい練習と野菜の収穫を行ないました。年間の活動で拠点としている古民家の近くにある畑で、ナスやトマトといった夏野菜を収穫しました。

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畑作業

 昼食後、神輿渡御での活動の格好になるため、女子はさらしを巻き、男子はふんどしを締めました。初めてのさらしやふんどしに戸惑いながらも、いよいよ祭りが始まるという緊張感につつまれていました。
 祭りが始まり、最初のプログラムとなる民謡流しでは約2,300人が参加し、とても賑わっていました。
 すれちがう地元の方から「遠くから来てくれてありがとう。嬉しいよ」との声をいただき、隊員からは笑顔がこぼれていました。

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神輿渡御

 8月24日、晴天に恵まれとちお祭の2日目が始まりました。
 午前中は樽神輿綱引き選手権大会に参加しました。始めはなかなかうまくできなかったIVUSA学生ですが、すぐにコツを覚えて白熱した試合を繰り広げていました。
 トーナメント戦では、地元の方の速さと力強さに圧倒されましたが、IVUSA学生も負けず劣らず会場全体が大いに盛り上がっていました。

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樽御輿綱引き選手権大会

 午後からは隊員全員で仁和賀行進に参加しました。踊って、移動し、また踊ってを繰り返しながら、祭りのメイン会場を目指しました。しかし、そこにたどり着く前に大雨が降ってしまい、一時中断になってしまいました。しばらくすると雨が弱まり始め、メインのステージでよさこいを披露することができました。

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仁和賀行進

 その後花火大会の会場に移動して地元の方々と一緒に花火を見ました。地元の方といつもより長い時間お話しすることができ、とても賑やかな雰囲気でした。

 8月25日。朝食後に施設の清掃を行ないました。
 活動の総括として、隊員全員でのミーティングを行い、個々人が今回の活動についてのふり返りを行ないました。また、今回お世話になったとちお同住会のメンバーが見送りに来てくださいました。
 最後に全員で集合写真を撮り、東京へ向けて出発しました。(駒澤大学2年 牛野 明歩)

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集合写真

【プロジェクトリーダーより】
今年の活動では新たな一歩ということで、お祭りの担い手を巻き込むということを目指し高校生と共に活動をしたり、IVUSAの栃尾での認知度の向上のためプレスリリースを行ったりと様々なことにチャレンジをした活動でした。

 栃尾の方と学生が時には真剣にぶつかり合い、時には笑顔で一緒にお祭りに参加して、栃尾の方のお祭りに対する熱い想いに触れることができ、本当に貴重な体験となりました。
 とちお同住会の方々をはじめ、謙秋會、新町、原町、ほだれ神輿の皆様、この隊の活動を支えてくださり本当にありがとうございました。(国士舘大学3年 山城 悠大)