4月26日、滋賀県草津市の北中町商店街にて、草津市市制60周年を祝い、60メートルの巻き寿司を作るイベントを行いました。商店街実行委員会の方とIVUSAの学生、計70名と、一般の参加者約100名が参加しました。

　午前中から商店街の方と学生で食材の準備や、進行の確認、会場の設営などを行いました。14時30分の受付開始前から多くの一般参加者の方が集まり、スタッフも一般の方もみな、開始を待ちわびているようでした。子どもたちの声にイベントを盛り上げるちんどんやさんの声も加わり、商店街はとてもにぎやかになりました。

　開始されるとまず、イベントの実行委員長である北中町商店街の会長さんからお話がありました。その後、このイベントのために駆けつけて下さった草津市の橋川 渉市長からも、学生と地域の方が一緒になって、長い巻き寿司作りに挑戦すること、素晴らしく思う、とのお言葉をいただきました。学生の代表として、今回のイベントの副実行委員長を務めた中島　晴香（立命館大学3年）より挨拶がありました。そしていよいよ巻き寿司作りが始まりました。

　学生スタッフの指導の下、一般参加の方、子どもたちが、一緒に作業をします。たくさんの方が、隣の人と話をしながら笑顔で作っていらっしゃいました。見学に来られた一般参加者の方も多く、大勢の人が商店街に集まっている様子を、目を細めながら嬉しそうに見ていらっしゃる姿も見られました。

　具材をしきつめ終わり、巻く用意ができたところで、商店街う会長さんの掛け声の下、60メートル横一列に並んだ一般参加者102名で一斉に巻きずしを巻きました。できあがったお寿司を全員で持ち上げ、完成を喜びました。スタッフも参加者も通りかかった人たちも、みな一緒に喜んでいました。
　巻き寿司は切り分けられ、一般参加者や、見学に来られていた方々にも配られ、みんなでおいしくいただきました。
　参加者の80歳の女性は、「商店街に来るのは20年ぶり。こんな楽しいイベントを作ってくれて、こうして商店街に来る機会をくれて、本当にありがとう」とおっしゃってくださいました。子どもたちも、おいしいおいしいとよろこんで食べていました。多くの方々が、楽しかった、また次も楽しいこと企画してね、と笑顔で帰っていかれました。

　たくさんの笑顔につつまれて、この日のイベントは終了しました。（立命館大学2年　堤田 公子）