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市民活動防災ワークショップ

 3月21日、世田谷区内の会場にて、公益財団法人せたがや文化財団と共催で、市民活動防災ワークショップを開催しました。
 市民活動防災ワークショップは2回目で、前回は大規模災害発生時に避難所に辿り着くまでの想定で、近隣の救助方法や避難所までの経路の図上訓練 などを行いました。
 今回は災害発生後1週間~10日の時期に重点を置き、避難生活などにある程度目途が着いた段階で周囲の環境や状況の情報が入って来て、被災者自 らが復旧復興に向けて取り組み始める段階で、普段から市民活動を行っている各団体が持っているノウハウやネットワークをどう活かせるかを考える ワークショップを行いました。

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 講師はIVUSA危機対応研究所所長の宮崎猛志が行い、前半は世田谷区の公式の被害想定予測や、世田谷区の各部署や社会福祉協議会など各セク ターの動きについて講演を行い、後半は図上訓練で各団体の取り組みの拠点となる場所と対象範囲を地図上に展開していきました。
 参加者は市民団体の方や個人の方など合わせて32名でしたが、それぞれの活動の得意とするジャンルと地域が適度に分散しており、参加者も実際の 状況下で自分たちが取り組むべきことについて、はっきりイメージできたようでした。

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 このワークショップには世田谷区災害対策課長の有馬 秀人さんも来場されていて、緊急時の行政としての対応の不足分は区民の皆様の組織的な取り組みと協力しなが ら復旧復興に向かっていきたいが、事前にこういったワークショップで区民の方の力を見ることができて本当に心強く感じた、という感想をいただきました。

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 今回のワークショップで作られた、各団体の取り組みなどがマッピングされた地図は、市民活動支援コーナー内に掲示してあります。この地図に載っているのはまだごく一部ですが、世田谷区内で活躍されている多くの方と連携して実際の緊急時に対応できる指針として、復旧復興の役に立てていきたいと考えています。