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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから11月1日から3日にかけて、新潟県長岡市栃尾地区にて、「学び合い~子ども隊に新しい風を~」というコンセプトのもと、活動を行いました。活動には、学生31 名と児童養護施設「双葉寮」の7名の子どもが参加しました。
1日目は19時から多摩市民館にて結団式が行われました。自己紹介から始まり、参加者の仲を深めると共に、コンセプトの確認などで活動への意識も高めました。
2日目の朝は、古民家の掃除をして、子どもを迎える準備をしました。
そして午後から7名の子どもが合流しました。
まずは、畑に行って芋ほりコンテストを行いました。みんなでさつまいもを掘って、最後に一番大きいさつまいも、一番変な形をしたさつまいも、一番きれいな形をしたさつまいもが発表されました。表彰された班の子どもたちには学生の手作りのメダルが贈られ、子どもたちは胸につけてとても誇らしげでした。
その後、掘ったさつまいもを使って、ポテトサラダを作りました。味付けは子どもと学生のオリジナルで、様々な味のポテトサラダが完成しました。夜ごはんのときにみんなでおいしくいただきました。
夜は、栃尾の夏と秋を楽しむ企画、花火とナイトハイクをしました。ナイトハイクでは、満点の星空に包まれながら、すすきや落ち葉を見つけ、栃尾の秋を満喫しました。
3日目は朝から古民家の周りを散歩して、元気に体操をして一日が始まりました。
午前中は、宝探し企画をしました。学生からのミッションを子どもたちがクリアしていき、キーワードを集めて、宝をもらいに行くというものです。クイズや水鉄砲などをしながら子どもたちも学生もとても楽しそうに走り回っていました。
午後は、小学6年生のための卒業企画とお別れ会をしました。卒業生は、マントやかんむりで着飾り、卒業証書とみんなからのメッセージを受け取りました。
お別れ会では、学生と子どもが別れを惜しみながらそれぞれの時間を楽しみました。
子どもたちと過ごした時間は短かったですが、とても濃い時間を過ごすことができました。一人の子どもが、ある学生のことを「一番の親友なんだ!」と言うのを聞いて、子どもたちにとって、私たちの存在は大きなものになっているのだと感じました。私は児童養護施設の子どもたちは壁があると考えていた参加者もいましたが、子どもたちは学生の手を引っ張ったり、名前を大声で呼んだりしてとても明るく、子どもたちの底抜けの元気さには驚かされていました。(同志社大学2年 勝間亜衣)
【プロジェクトリーダーより】
「学び合い~子ども隊に新しい風を~」を掲げた今回の子ども隊。
この隊は初参加者も多く、子どもを相手にするという面では不安もありました。 しかしいざ蓋を開けてみると、一人ひとりがしっかり考え行動し、気づけば とても中身の詰まった“感謝”と“愛情”に溢れた隊になっていました。 まさにコンセプト通り、その時々で多くを“学び”そして、たくさんの意見を取り入れ た“新しい風”を吹かせられた隊だったと思います。
職員の方にも「たくさん甘えさせてあげられることはとても良い経験になっている」と 仰っていただいた上、隊員からは「ぜひ長期的に関わっていきたい」という声も多く聞かれ、今後の子ども隊にも繋がる有意義な活動にもなったと思います。
予め、課題を出すなど少しヘビーだったかもしれません。しかし、だからこそ より一人ひとりが主体的に関われ、子どもの笑顔を見て、心から喜びを感じられたのだと思いました。
隊を作るにあたり、たくさんの方にお世話になりました。また、行きたくても断念せざるを 得なかったたくさんの方の想いに支えられた隊でもありました。 携わってくださった全ての方に、心から感謝しています。ありがとうございました。(日本女子大学3年 星野 文音)