会員の方はこちらから
>ID/パスワードを忘れた方はこちらから2013年8月16日から25日まで、学生42名、事務局員1名、OG1名がカンボジア王国 のコンポンチャム州 プライコイ村 プライコイ小学校に図書館を建設しました。日本語を勉強しているカンボジアの学生8名も参加し一緒に活動しました。
16日の夜プノンペンの空港に到着し、17日は障がいを持つ人々の施設やポルポト政権時代の大量虐殺の歴史を伝えるトゥールスレン博物館を見学しました。
18日から22日までプライコイ小学校で作業を行いました。連日暑く、初日にはスコールにもあいましたが、ケガ人もなく無事図書館を完成させることができました。作業内容は、セメント作り・左官作業・ペンキ塗り・がれきの撤去・花壇と本棚、遊具作りです。子どもたちに、ゴミをポイ捨てせずにゴミ箱に入れることを教えるため、一緒にゴミ拾いもしました。
20日には、日本の子どもたちが描いた絵とカンボジアの子どもたちが描く絵を交換する企画が行われ、みんな夢中で絵を描いていました。また、昨年建てたロカートム小学校を訪問し協賛品の贈呈を行ったり、子どもたちと交流しました。
23日の午前中にはプライコイ小学校にて図書館完成の落成式が行われました。ソー・ケーン内務大臣も来てくださり村の人々など大勢の方が集まり、ソーラン節を披露したりスピーチをさせていただきました。午後には子どもたちへの本の読み聞かせや図書館のルールを教えるための劇、歌や盆踊りなどの企画も行われ楽しい時間を過ごしました。
最終日にはアンコールワットへ行き、地雷博物館や子どもたちが造形品を作っている施設を訪問しました。
図書館に入れられた本の数はまだまだ少ないですが、子どもたちがクメール語の本や日本語の本を一生懸命読む姿を見てとても嬉しく思いました。今後もっと多くの子どもたちがあの図書館で本を読み、世界を広げてくれることを願っています。
現地の方々やプロジェクトに協力してくださったすべての方に感謝します。ありがとうございました。(東洋大学2年 赤尾菜々子)
【プロジェクトリーダーより】
カンボジアに行くのは今回で3回目でしたが、何度行っても、カンボジアの人の温かさ、子どもたちの笑顔の輝きに変わりはありませんでした。
どうしてカンボジアなのか、なぜ多くの時間、お金をかけて現地まで行くのか、私たちが行く意味、できることは何かを行く前から考えてきました。はっきりとした答えを見つけることは出来なかったかもしれませんが、図書館を無事完成させること、カンボジア学生と協力して企画を作り上げること、子どもたちに様々な影響を与えること、など私たちがやるべきこと、出来ることは精一杯出来たのではと思っています。
今後、教育問題に対してもそうですが、今回の活動で見えてきたそれ以外の問題(福祉問題・地雷の問題・歴史教育の質の低さ)に関しても、出来ることから取り組んでいこうと考えています。今までの繋がり、今回出来た新たな繋がりを途絶えさせることなく、必ず次に繋げます
最後に、この活動を支えてくださった人すべての方に感謝します。私たち学生だけでは何もできませんでした。本当にありがとうございました。(神奈川大学4年 大谷 綾佳)