新潟県十日町市「清津ピクニックコンサート」活性化活動 はIVUSA初のプロジェクトです。活動が行われる経緯としては、IVUSAの学生が十日町市主催の十日町ビジネスコンテスト（通称トオコン）で提案した企画が 実現することになり、IVUSA全体でも、運営のお手伝いをさせていただくことになりました。
　この企画は、「十日町を全国ブレイクさせる」をテーマに、雪原カーニバルによって冬に盛り上がる十日町で、夏にも多くの人が訪れるようになってほしいという想いと、世界的指揮者である草川幸雄さんの協力のもとに考えられたものです。

　8月9日から10日にかけて、52人で活動が行われました。今回のプロジェクトのコンセプトは「はっしん」であり「発信」と「発進」の二つの意味が込められています。十日町とこの活動を広めていくために、全参加者 で身近な人に話をしたり、SNSを使い拡散したりしていくという「発信」と、記念すべき第一回目のコンサートであるため、今後も続くために私たちが第一歩となるようにという意味を込めた「発進」です。これらをふまえて参加者たち一人ひとりが「はっしん」に対する目標を定め、活動に臨みました。

　主な活動内容としてはコンサートの会場設営などの準備、当日の運営、会場の片づけでした。また、このような活動をした本隊とは別にオーケストラスタッフと呼ばれる5人の参加者がオーケストラのリハーサルに参加したり、コンサート中の楽器の移動を補助したりしていました。
コンサート当日は駐車場整備やお客さんの誘導、露店や企画ブースでの運営を行いました。コンサート終了後、帰るときに「よかったよ」などと声をかけてくださるお客さんもいて、多くの参加者が達成感を得ることができました 。

　
　2 日目に地域の方々をお招きして行われた交流会では、食事を交えて楽しく親睦を深めることができました。

　3日間という短い期間での活動でしたが、充実した時間を過ごすことができ、また第一回目の活動に参加できたことを誇りに思います。さらに、地元の新聞に取り上げられるなど「十日町を全国ブレイクさせる」という目的にも近づきました。今後もコンサートが続いていき、十日町を代表するようなイベントになればと思いました。（日本大学2年　矢野 朱莉）

【プロジェクトリーダーより】
　本当に不思議な空間で、バーベキューをしたり、レジャーシートを広げて食べたり飲んだり、子どもたちが走りまわったり、犬と一緒に来たり。リラックスした状態でプロオーケストラの野外クラシックコンサートを楽しむことができるそんな空間でした。

　提案者として、本当に今年できるのか本当に人が来るのか不安でしたが、トオコンメンバーの約一年間越しの思いが形になりました。
　IVUSAでは「はっしん～発信×発進～」というテーマのもと一人ひとりが事前の広報活動を行いました。参加者も第１回目の活動のため活動内容が想像できず不安もあったと思いますが、任されていることをしっかり終えることができました。

　たくさんの人の支え協力があり、たくさんの想いがあったからこそできたのだと思います。地域の人をはじめ、準備段階、当日携わっていただいた方みんなに感謝できるような活動でした。
　来年に繋げていきます。(大妻女子大学3年　荻原 唯奈)