10月6日(土)から10月7日(日)の2日間、茨城県の土浦全国花火大会運営のお手伝いをしました。
土浦花火大会は、十号玉と創造花火と時間内に決められた数しか打ち上げるスターマインなどの様々な種類の花火を競技形式で行います。また、集まる花火はどれもハイレベルなもので、今年で第81回を迎え、全国からお客さんが集まるような伝統と格式ある大きな大会です。
今回の活動にはIVUSA学生22名が参加し、将来、大会運営をサポートしているボランティア団体のコーディネーターとして関わっていくことを視野に入れ調査活動を行いました。
初日は、全体で一般観覧席の見回りを行いました。会場には何十万人も訪れるので混雑回避のため通路の確保はとても大切な仕事でした。お客さんへの対応は慣れないことの連続で、警備員さんにアドバイスを求めることもしばしばありました。
長い時間の見回りで、戸惑うこともありましたが「見回りがんばってるなあ」と声をかけてくださり、温かいお茶をいただくこともありました。
また、シャトルバスでピストン輸送されてくるお客さんの誘導時には激しい雨が降り、適切にお客さんを会場まで案内するのは体力的に困難なものでした。お客さんがつぎつぎとやってきて観客席へのルートを説明する作業をしていきました。
夜は、雨の中、花火の打ち上げ会場へ移動し、ガラ拾いを行いました。掃き掃除でガラを徹底的に集め、その作業は深夜まで続きました。打ち上げ会場にガラが広範囲に飛んでいたのと、天候がわるかったのとで、すべてのガラを回収することができずに若干の悔しさが残る形となりました。しかし撤収の際に本部の方がそろって御苦労さまと言葉をかけにきてくださったことは、一日全力で活動したという達成感を強いものとしてくれました。
今回は、初めてお祭りの運営側の一面を知り、土浦花火大会にNPOとしてどう関わっていけるのかと考えるよいきっかけになりました。(東京女子大学2年 竹内 晶子)
【プロジェクトリーダーより】
今回、土浦全国花火競技大会調査隊としてこれからのIVUSAと土浦市との基盤つくりとして活動を行ってきました。
初めての土浦での活動で、参加者全員がプロジェクトを作る大変さを感じる隊になったと思います。
当日は主に、一般観覧席での誘導を行いました。
天候はあいにくの雨でしたが、沢山の来場者が花火を見に来てくださり、この土浦花火が地元に根付いている花火だと強く実感しました。
それと同時に、土浦全国花火競技大会に関わる他のボランティア団体の実態の調査をしました。
他団体のことを知り、今後どのように関わるのかが大きな課題になると思います。
また、何年後かには土浦花火全国競技大会において、ボランティア団体のコーディネート役として、IVUSAが他の団体や役所の方々や関係者の方々のコーディネート役として携わりたいと心から強く思いました。
伝統のある土浦の花火大会において、国際ボランティア学生協会が土浦と関わることができ誠に嬉しく思っています。
ご協力して頂いた皆様には、この場をお借りして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。(国士舘大学2年 阿部 崇子)