7月7日、IVUSA理事で
救急救命士の藤本 行和さんの紹介で神奈川県南足柄市にある岡本小学校PTAよりAED講習会の依頼をいただき、IVUSAからCMT(危機対応講習)インストラクター8名が参加しました。受講者は岡本小学校の生徒と保護者の方、約150 名です。
約1時間半のプログラムは座学、胸骨圧迫・人工呼吸とAEDの使用法を中心とした一次救命処置です。
まず、講習開始に先立ち、校長先生によるお話をいただき、その後藤本さんによる座学が始まりました。自宅で父親が倒れ、心臓機能停止状態になり、その時居合わせた小学生の息子が、119番通報を受けた消防官の指示に従い、父親に胸骨圧迫を実施。救命したという実話を紹介していただき、実技講習に対する意識が高まりました。
また一次救命処置の流れや、救急蘇生法の新しいガイドラインにおける変更点などの説明もありました。
そして学生インストラクターは、地元指導員の方々と共に、15ヶ所のブースに分かれて実技講習を開始。
ある小学生は、救命講習受講が初めてで、戸惑ってしまう場面もありましたが、一生懸命講習に取り組んでいました。
今回参加してみて、人生で長い時間を過ごす学校、職場、そして家庭で共助の意識を高める事が大事だと感じました。
これからもCMTのマインドを広げられる機会を大切にし、全ての人が救助者となって互いの命を守る社会の実現を目指し取り組んでいきたいと思います。(東洋大学3年 松本 和久)