9月16日(日)
今日は最終日ということで、NPO法人愛のまちエコクラブの方々と一緒に里山整備の活動をさせていただきました。
作業内容としては大きく分けて4つの活動を行いました。
一つ目は腐葉土集めです。腐葉土は栄養価の高い土で肥料として販売することができます。これらの利益は里山保全のために使わせていただいています。
二つ目は丸太や切り株、伐採して集めておいた枝の山の撤去です。昨日は入口付近で同じ作業を行いましたが、今日は更に奥のエリアで作業しました。いくつもの枝の山を撤去できたので新たな通路を作ることが出来ました。また丸太や切り株を撤去し開放的になったエリアを憩いの場所として使えるようにするため、大人数で囲める庵を作る作業もしました。基礎が完成したので引き続き作って行きたいと思います。
三つ目は枝を束にして薪を作る作業です。これらも腐葉土と同様に販売しており、これらの利益も里山保全のために使わせていただいています。
四つ目は里山の入口に装飾としてのゲートを作る作業です。今までの入口は丸太を並べた橋がかかっているだけのモノでしたが、ゲートの完成によって入口がより人々を迎え入れるような雰囲気になり、憩いの場所としての里山に近づけることが出来ました。全体として作業がよく進み、里山がより開放的になっていく様子を実感することが出来ました。しかしまだ撤去しなければいけない木々が一部残っているので、10月以降の里山保全活動で引き続き活動していきたいと思います。
また昼休憩の時間にはエコクラブの方々とお話しながらご飯を食べたり、里山の木々についての講習を受けることができたりと、有意義な時間を過ごすことができました。
9月15日(土)
今日は昨日に引き続き里山整備と援農活動の二組に別れて活動しました。昨夜降っていた雨も上がり、晴天の朝を迎えました。
里山整備の活動では大きく分けて三つの活動を行いました。一つ目は他の木の成長を妨げている木の伐採で、斜めに伸びている木の切り倒しや、枝打ちなどを行いました。この活動により日が差し込むようになりましたが、まだ伐採が十分でない場所があるので、今後とも続けていきます。
二つ目は切り株と丸太の撤去です。切り株や丸太が通路上にあって危険なので、切り株は撤去して、丸太は邪魔にならない場所に運びました。ひとつひとつの切り株に時間がかかりましたが、入り口付近の通路を通りやすくすることが出来ました。
三つ目は今までの枝打ちや伐採で集めておいた枝の山を撤去しました。積まれていた枝で薪に使えそうな物は枝打ちをし、腐っていたり細すぎたりする枝は、前日に掘っておいた穴の中で燃やしました。目標としていたエリアの撤去が完了しました。明日はさらに奥のエリアで活動していきたいと思います。
援農活動では、昨日も活動させていただいたブドウ園で、収穫されたブドウの選定作業のお手伝いをさせて頂きました。作業内容は前日と同じでしたが、今日は前日と比べ出荷量が多いので大変でした。作業終わりに農園の方からブドウを頂くこともでき、地元の方の暖かさを感じることが出来ました。
夕方からは地元の方を招いて、交流会を行いました。たくさんの方に参加していただき、愛東地区の色々な魅力を聞くことが出来ました。直接連絡先を交換した学生も多く、更なる関係作りが出来ました。
明日は里山での最後の活動になるので、全員けがの無いよう気を引き締めて頑張りたいと思います。
9月14日(金)
今日は活動日の第一日目ということで、活動に協力してくださっているNPO法人愛のまちエコクラブの会長さんのお話に加え、IVUSAを代表してプロジェクトリーダーの挨拶がありました。隊のコンセプトを確認し、士気が高まりました。その後、役50人の学生たちは里山整備と援農活動の二組に分かれて作業を行いました。
里山整備では里山の入口付近の溝の整備と枯れ葉を燃やすための穴を掘る作業、そしてナラ枯れの被害を受けた木の伐採を中心に活動しました。入口付近の溝は草木が荒れ放題で、向こう側の景色が見えないほどでしたが、溝の中に入っての作業の結果、草木を完全撤去し見晴らしのよい入口を作ることができました。
枯れ葉を燃やすための穴を掘る作業は土の中に大量の石があることに苦戦しましたが、交代でつるはしを振るい、目標としていた深さ110cmまで到達することができました。またナラ枯れの被害を受け倒れる可能性のある木を、チェーンソーを使って伐採しました。伐採した木はとても重く、大勢の男子学生で運びました。明日も引き続き伐採作業をしていきます。
援農活動ではブドウ園を経営するお宅にお邪魔し、ブドウの収穫とその出荷のための選定作業のお手伝いをさせて頂きました。選定作業は機械を使うことが出来ず、全て手作業であることに驚きながら、ハサミで一粒ずつ出荷できない実を切り落としていきました。明日も引き続きお邪魔させていただききます。
今日は学生が愛東地区の魅力に触れることができ、非常に有意義な時間でした。明日は地域の人々との交流会もあり、そこで更なる魅力を発見できればと思います。