3月11日(日)
最終日である3日目はカーニバル会場や使わせていただいた施設の清掃を行いました。
カーニバル当日は雪が降ったり曇りだったりと天気はベストではありませんでした。しかし悔しくもこの日は快晴でした。この天気が昨日であったならばさらに幻想的な風景を見れたのではないかと思います。会場は昨日の光景がウソだったかのように静かな雪原に戻っていました。
ふり返り会では、十日町市職員でIVUSAのOBである桑原 善雄さんから、「お笑い芸人の永井祐一郎さんはカーニバルに感動するより、IVUSAの人たちに感動した」「雪原カーニバルのお客さんも、スタッフも今年は雪像などの出来が素晴らしくて大好評だったと言っていた」という話を聞き、自分らの活動が実りあるものであったという事を感じさせるものでした。
最後に、参加者全員で東日本大震災で亡くなられた方々に対して黙祷を捧げ、十日町を後にしました。
今回年間を通して十日町をサポートしていく十日町プロジェクトのスタートともなる雪原カーニバルなかさと活性化活動。これで終わりではなく今後も隊員一人ひとりが発信源となり、十日町を盛り上げていきたいと思います。
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2日目は待ちに待った雪原カーニバルの当日でした。
昨日に引き続き、午前中や午後の初めはカーニバルの準備作業を行いました。
雪の回廊では、ロマンチックな雰囲気になるよう、昨日の作業から更に手を加え通路の幅を広げたり、壁を広くしました。
雪像作りでは、昨日作った7段の階段を綺麗に修正し、雪のハート型灯篭を作りました。
この灯篭は、バケツに円筒をいれた状態で雪をつめ、中が空洞になった雪の筒を作り、バケツで作った同じサイズの雪の蓋をして作ります。最後にクッキーの型を使ってハート形に抜いて完成ですが、雪質によって上手く固まらなかったり、ハートに抜くときに壊れてしまうなど苦戦し、最後は時間との戦いでしたが、みんなで一生懸命頑張りました。
7階段を利用して赤の苗用カラーポットにキャンドルを入れて大きなハートの形を象り、残りの段の灯篭には、黄色の苗用カラーポットを配置しました。
点灯後は、黄色の中に赤いハートが浮かび上がるロマンチックな雪像となり、たくさんの地元の方々が、その光景を写真に撮ってくれていてとても嬉しかったです。
会場までの約1.5㎞ある遊歩道では、スプレーとスコップを使って壁を装飾しました。センスが必要とされる作業でしたが、地元の方と協力しながら満足のいくものを作る事ができました。
歓迎雪像作りでは、文字の所にキャンドルが置けるように前日に彫った言葉をさらに深く掘り込みました。その後に各文字のところに赤、青、黄色の苗用カラーポットにキャンドルを入れて設置しました。
キャンドル点灯後、「*祈り2・12WELC・ME」の言葉がきれいに浮き上がった時の達成感、よろこびはとても高いものでした。雪原カーニバルにお越しいただいた人々からも「きれい!すごい!」などの声を聞くことができ、大変作り甲斐のあるものでした。
18時。キャンドルの点灯が開始され、徐々にゲレンデに光が灯っていきました。
そこに広がる光景は息を飲むものでした。雪の回廊頂上から眺める風景はとても幻想的で、今年初の試みでしたが、成功することができました。地元カメラマンの方からも「ここまでゲレンデを見下ろしながら一望できる撮影ポイントはなかった、素晴らしい場所をありがとう」といっていただきました。
十日町産の野菜を使用し販売した大根チヂミ、大根ポタージュ、芋煮も好評でした。特に大根ポタージュは好評で、近くのホテルの方から「ぜひレシピを教えてほしい」といわれるほどでした。チヂミは最初うまく焼けなかったのですが、それを見かねた地元のお母さんがお店に入って一緒に焼いてくれるなど、人のあたたかさも感じることができる露店でした。
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3月9日(金)
あいにくの雨の中7時30分に新宿工学院前に集合した雪原隊のメンバー150名は、8時過ぎに新宿を出発し12時頃、十日町市に到着しました。
十日町に向かうバスの道中では、お笑い芸人(ノンスモーキン、永井祐一郎、5GAP、イシバシハザマ)のMCによる自己紹介などが行われ、楽しい時間を過ごすことができました。
1日目の今日は雪が降りしきる中、明日に向けて各現場に分かれ、2時間ほど準備作業を行いました。
IVUSAは、主に雪原カーニバルの歓迎モニュメント(雪像・歓迎雪だるま・雪の回廊など)、キャンドルカップ作りを担当させていただきました。
雪像のために斜面を階段状にします。
雪の壁に十日町と私たちで決めた「祈り2012welcome」の文字を彫りました。
全体のバランスなどが難しく、遠くから見る人と彫る人を分けて作業し、何とか文字の形づくりはすることができました。
歓迎雪だるま作成では、30cmほどの雪だるまと約1mの大きな雪だるまを会場の入り口にたくさん作成しました。みんな楽しみつつ足が埋もれないように懸命に作っていました。
雪の回廊では、6グループに分かれて、人が2人手を繋いで通れるくらいの通路を作成しました。また、入り口付近には大きくてかわいい雪だるまを2体おいてあります。
今はまだ未完成なので、明日の完成が楽しみです。
カップ作りでは、地元の小学生など子供たちが願いを書いたコップを設置するための準備を行いました。野球選手になりたいといった夢から、科捜研に入りたいという夢まであり、将来が楽しみだと感じました。
子どもたちの願いを書いたコップでキャンドルを作ります。
カーニバルはいよいよ明日!
みんなの思い出に残るものとなる様、願うばかりです。
雪原カーニバルの公式ウェブサイトは
コチラ。