■学生ボランティア再び 11日から大泊海水浴場復活計画(吉野熊野新聞 1月28日)
熊野市大泊町で2月11日(土)から17日(金)まで「大泊海水浴場復活!プロジェクト」が展開される。昨年9月の紀伊半島大水害で、熊野市紀和町小船地区や井戸町大馬地区をはじめ各地で献身的な奉仕活動を行った大学生の団体「IVUSA」(NPO法人国際ボランティア学生協会)の学生たち約120人も参加を予定しており、同法人の外木絢子理事らは「地元の高校生や多くの方にもご参加頂ければ」と呼びかけている。
同プロジェクトは台風12号からの復興支援を続けてきた「紀伊半島生活取戻し隊」の継続的な活動として、生活復興支援も目的に加え発足した「熊野レストレーション」が企画。「IVUSA」や大泊区が協力して実施する。県と市後援。
プロジェクトの内容は台風被害で残された大泊海水浴場の漂流物や流木などを手作業で撤去し、海水浴場としての機能回復を目指す。主催者では清掃ボランティア(1日だけの参加も歓迎)と、学生たちの調理ボランティアの協力を募っている。
調理ボラは学生たちの食事が自炊のため、食材提供や調理手伝いを求めている。また、流木を運ぶ一輪車やコンパネの提供も歓迎する。ボランティアへの参加条件は18歳以上が基本で、18歳未満は保護者の同意、小学生以下は保護者の同伴が必要。
23日「IVUSA」の外木理事らが本社を来訪。以前、作業に訪れた際に世話になった人たちとの再会や、今回のボランティア活動を通じた地元高校生たちとの交流を楽しみにしていることを語った。
「IVUSA」は関東で約1000人、関西では400人もの多様な大学の学生たちが所属している。学生たちの活躍を支援している市内の関係者は「当日の活動を通じ、地元の高校生も大学の話やボランティア活動の体験談など得られる物は多いと思います。奮って参加頂ければ」と多くの支援を呼びかけました。