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東日本大震災救援活動18次隊は無事に終了しました。

 この災害救援活動は、「災害復旧援護に係るボランティア活動助成事業に関する協定」に基づき、公益財団法人車両競技公益資金記念財団からご支援を受けて行っています。

 18次隊は、関東組は25日早朝、関西組は8時半にそれぞれ無事到着、解散しました。

 今回も、公益財団法人車両競技公益資金記念財団、銀河鉄道株式会社をはじめ、たくさんの方々のご協力により活動を行うことができました。ありがとうございました!

****************************************************************** 12月24日(土)の活動の様子

 今日もたくさんの人に配布会に来ていただきました。
 昨日の反省も活かして、今日はもっとIVUSAらしく元気に「おはようございます!」と大きな声で挨拶しました。
並んである方の中には、「これ、3月11日に着て逃げたコート。これだけしか残ってない」と話して下さる方や、「全部流されちゃって家ないのよねぇ」とおっしゃる方も。また、託児所でお子様をお預かりしていたのですが、来てくれた子の中には「もうお父さん帰ってこないんだー」と言う子どももいました。
 気仙沼に何度か来ていますが、未だにどうお答えしていいかわかりません。
 元気に笑顔であいさつすることしかできませんでした。

 また、今回は在宅避難の方にとって発災後はじめての配布会であったこともあり、「残り物でしょ!」と抗議される方もいらっしゃいました。
 そのような方々に対して、自身も被災者である市役所の方が丁寧に説明をされて頭を下げられている姿を見て、支援の難しさ、また現場にはまだまだこえるべき問題があるんだということを感じました。
 しかし、それでも笑顔で「ありがとう」と言って帰って下さる方もたくさんいらっしゃり、学生が袋に入れた配布物を車まで運ぶお手伝いをしている時に、「今度はうちに泊まりにおいで!」と連絡先を教えて下さる方もいらっしゃっいました。
 最後終わった時に気仙沼市役所の責任者の方に、「配布会を開催する前、クレームも多く来て、正直、当日もピリピリすると思っていた。
 でもみなさんが元気に挨拶をしてお手伝いして下さったおかげでとてもよい雰囲気で運営することができた。これからも気仙沼を見守ってください。IVUSAさんなしじゃ気仙沼は成り立っていかないといっても過言じゃない。本当にありがとうございました」と本当にありがたいお言葉をいただきました。

 泥かきや、瓦礫撤去のような力仕事ではなく、一日寒い中で数台しか来ない車の駐車整備をする学生もいたのですが、市の要請に応えた上で、元気を伝える事ができた今回の活動は、本当にIVUSAらしい学生らしい活動だったと思います。
 しかし、まだまだ問題があるのも事実です。市のかたもおっしゃっていましたが、前は助け合いの雰囲気が満ちていたが、今は援助の格差に対する不満も多くなっているということでした。
 支援も、人間同士一人一人の関係によってできるもの。だからこそ、出会った方々とのコミュニケーションを大切にこれからも元気をお伝えしてきたいと改めて思った活動でした。

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12月23日(金)の活動の様子

 今日は気仙沼市総合体育館で救援物資配布のお手伝いをしました。今回いらっしゃったのは、家に被害を受けながらも、お宅にお住まいになっている方です。各世帯にハガキを送付し、時間を指定して来ていただきます。体育館内に段ボールを種類ごとに並べ、10分間で好きなものをとっていっていただきます。


配付の様子。

 IVUSAの学生は、入場整理をしたり、段ボールから物資を出したりなどのお手伝いをしました。今日は800世帯1,600人ほどの方に来ていただいて、お昼前のピーク時は、手が回らないほどの盛況ぶりでした。また、クリスマス前という事で、託児所に来て頂いた子どもたちに、お菓子の詰め合わせのクリスマスプレゼントを渡しました。今日は、40人ほどの子どもたちがきてくれました!
 来場者の方の中には、IVUSAがボランティアに入らせていただいたお宅の方もいらっしゃっていて、久しぶりの再開に喜びの声をあげる学生もいました。
 今回が最後の救援物資配布会という事で、たくさんの方に来ていただきました。明日も、たくさんの方にスムーズに利用していただき、かつ元気をもってかえっていただけるように、若者らしいパワーを発揮して頑張りたいと思います!


打ち合わせの様子。

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12月23日(金)

 東日本大震災の発生から早9ヶ月となりますが、現地の復旧は場所によっては進んでおらず、まだまだ学生のマンパワーを必要としてます。今回の活動は、12月23日(祝・金)、24日(土)に行う、気仙沼市の在宅避難者を対象とした、最後の救援物資配布会の運営お手伝いです。

 この配布会は、市内3か所(本吉総合体育館、保健福祉センター燦さん館、気仙沼市総合体育館「Kウェーブ」)で開催しますが、ボランティアセンター経由での一般ボランティアだけで運営するのは厳しい状況です。
 そこで、4月の気仙沼西高校での配布会の際の、統率力のあるIVUSAの力を貸してほしいと、気仙沼危機管理課から直接IVUSAにSOSが掛かり、IVUSAは4千人の来場者が予測されるKウェーブの運営をお願いされました。

 本日関東組が6:30に、今回のベースキャンプである気仙沼の月立小学校に到着しました。(関西組は10:00到着予定)
 参加者は関東が45人、関西が25人の合計70人。 

朝食、ミーティング後
7:30 小学校出発
8:00 Kウェーブ到着
8:20 気仙沼市役所の方々とミーティング
9:00 配布開始
開始時間1時間以上も前から、100人以上の方々が並んで待っています。
寒さに負けず、元気に頑張ってきます!
関西組は、10時に到着しています。
9時から物資の配布作業をしています。

宿泊している大籠小学校。