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奄美大島災害救援活動レポート(11月7日)

11月7日——-

活動5日目 天気曇り
作業現場なし

 本日は、被災現場での作業はありませんでした。
 関東、関西の一部のメンバーは、早朝より奄美空港から鹿児島空港経由で羽田空港や伊丹空港へ戻りました。残りのメンバーは、宿泊施設の清掃と作業で使用した災害救援活動用の装備のメンテナンスや片付けを行いました。



 昼食後、現地の視察と激励に訪れた枝野幸男衆議院議員(民主党幹事長代理)から私たちの活動に対して感謝の言葉をいただきました。その後、島の方々に色々な島の特産品をお土産に頂き奄美空港を後にし、7日夕方、活動に参加した関東、関西の学生ら67名(うち2名は昨日帰還)全員無事、帰宅しました。


無事に

 これをもって、今回の奄美大島豪雨災害救援活動を終了したします。被災した方々の一日も早い復興を願っています。また、活動に協力してくださったみなさま、本当にありがとうございました。


11月6日——-

作業4日目、天気曇り時々雨
作業現場件数7件

 小湊では、水害で被害を受けた家具や家屋の一部、自転車などの分別作業を昨日に引続き行いました。大量に散乱していましたが、行政や地元のボランティアの方と協力することにより、作業は完了しました。

 住用総合支所では、家具の高圧洗浄機での洗浄と玄関のブラシがけを行いました。順調に活動することができましたので、作業は完了しました。民家では、5軒作業をし、主に床板はがしや床下の泥かきを行いました。現地からいただいたニーズに関してはすべて完了しました。


民家を訪問し、土砂撤去作業を行ないました。


到着2日目から作業をしていた、小湊での分別作業もほぼ完了しました。

 また、私たちの活動が「南海日日新聞」に載りました。今回の災害救援活動では、多くの方から食料の差し入れなど、温かいご支援をしていただきました。本当にありがとうございました。



 本日の作業は全て完了しました。(立命館大学2年生 河合 高志)

3日間で行った作業
■住用町城 家財泥出し・洗浄等計1軒
■住用町山間 泥出し等計7軒
■住用町山間奄美アイランド 清掃片付け・資料発掘・泥出し
■名瀬平田町 泥出し等3軒
■名瀬小湊 ゴミの分別
■名瀬小湊 生活道路の土砂撤去
■奄美市役所住用支所 洗浄 


11月5日——-

作業3日目、天気曇り
作業現場件数8件

 昨日に引き続き、本日も朝から夕方まで作業を行いました。
 住用町城(ぐすく)、同じく山間(やんま)、名瀬小湊(こみなと)、午後からは名瀬平田町でも作業をしました。
 具体的な作業内容は、民家の床下のへドロのかきだしや、道路の側溝の土砂の撤去、洗浄などです。


土砂被害にあった民家。


高圧洗浄機を使用しての作業。

 城、山間、平田町での作業は、主に民家での床下のへドロのかき出しなどの作業で、本日で完了しました。しかし、名瀬小湊では、水害で被害を受けた家具や家屋の一部、自転車などの分別作業がまだ完了してないので、明日も継続予定です。
 明日の現場は作業を継続する所と、ニーズに応じて新たな現場へとメンバーを派遣する予定です。現地の方々の想いを大切に、少しでも多くの元気を残せるように頑張りたいと思います。


地元の方から、奄美大島のお話を聞いているところ。

<所感>
 平田町の奄美アイランドという施設では、歴史的資料などが、土砂で埋没している上に、掘り起こす際には、細心の注意を払うことが要求されました。
 メンバーたちは、スコップやリヤカーの他、高圧洗浄機など様々な道具を用いて、現場での作業にあたりました。気温もあまり高くなかったのは幸いでした。
 昼食休憩中、地元の方から奄美大島に関するお話を聞かせていただきました。お話によると、奄美大島の方言は、一時期、ことばの使用を制限したことで話せる人がかなり減っていることで、絶滅の危機に瀕しているそうです。

 また、奄美に生息する生き物、アマミノクロウサギも絶滅危惧種に指定されているお話などもしてくださいました。そして、そういった危機がある中で災害が、起きて、そこに駆けつけてくれた、学生たちは、まさに伝統的な「結」の精神の持ち主であり、それは大変素晴らしいことだ、とおっしゃってくださいました。
 その話を聞き、メンバーたちの士気も高揚し、午後の作業もはかどりました。
 さらに、作業後には、奄美アイランドにて一緒に作業させていただいた方々から、我々が宿泊している施設に、カップラーメンや栄養ドリンクなどの差し入れをたくさんいただきました。メンバーたちは、大変喜んでいます。(日本大学4年 井上 正国)


11月4日——-

作業2日目、天気晴れ
作業現場件数10件

 本日は、昨日の下見や、ボランティアニーズを汲み取り、4か所の現場で作業を行いました。
 被災後に民家の床下に溜まった、へドロのかき出しや、家屋から流れたゴミを、集積所で分別するなどの作業を行いました。


被災時に泥で汚れたゴミの分別作業風景。

 日中は、予想外に日差しが強くまた、気温も高いため体調を気を遣いながら明日も作業を行ないたいと思います。
 また、本日は、作業後に朝山毅奄美市長が、宿泊している施設を訪問してくださりました。
 「被災して、ボランティアの方々に支援していただいて、人のありがたさをあらためて実感しました。崇高な精神に感謝します」と、激励の言葉をいただきました。


奄美市市長から激励の言葉をいただきました。

 残り後3日間精一杯頑張りたいと思います。

11月3日——-
 現地の災害対策本部から要請を受けて、関東、関西より出発した事務局員2名と会員62名は、発着予定時刻が遅れるなど、一部トラブルが生じたものの、全員無事に奄美空港に到着しました。

 その後、空港から本日宿泊予定の公民館へ移動しました。移動途中で、土石流の被害現場を見た参加者たちは、予想以上の被害に驚きを隠せない様子でした。また、ありがたいことに、公民館に到着してから、地元の方から差し入れをいただきました。期待していただいてる分、地元の方々の力になれるよう、精一杯頑張りたいと思います。現場の下見など行った上で、明日の作業に備えます。



 尚、この活動は財団法人車両競技公益資金記念財団の助成を受けて行われます。


奄美空港に到着。