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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから3月14日から17日の4日間、学生77名、事務局1名が長崎県対馬市海岸清掃活動を実施しました。
1日目14日の午前のフェリーで対馬へ出発。夕方には対馬に到着し、シャインドームみねにて交流会を行い、レクリエーションを通して学生同士仲を深めました。
その後、宿舎である対馬青年の家にてオリエンテーションを行い、活動のリーダーを務める学生5名からの挨拶があり、気合が十分に入りました。
2日目は午前中から上槻地区の板状節理前海岸を清掃しました。
雨の中での活動となったため、足元が滑りやすいことや体温が下がりやすく体調を崩しやすいことなどを、学生同士声を掛け合って注意しました。悪天候だからこそ声を出して、体を動かして活動しようと海岸のいたるところから学生たちの元気な声がしていました。
清掃前は漂着したプラスチックごみでカラフルだった海岸が、清掃後には海岸本来の自然色を取り戻しました。
午前中のみの清掃でしたが、トン袋33袋分のごみを回収することができました。
午後からは対馬高校の高校生42名と地域の方と海ごみに対する意見交換を行いました。高校生からは「以前長崎県で行ったスポーツごみ拾いの評判が良かったので、対馬でも実施できないか」「海ごみからキーホルダーを作るのはどうか」と活発に意見が出されました。
その後はグループに分かれ、対馬CAPPA理事の末永通尚さんのお話を聞いたり、魚裁きをしたりしました。末永通尚さんからは、海ごみ問題の現状や団体の活動などについてのお話をいただきました。
魚裁きでは、苦戦しながらもさばを三枚におろし、刺身にしました。
活動3日目はリーダーの一人である相澤利歩(帝京大学3年 )の「対馬のごみ拾い切るぞ」という掛け声から、越高海岸にて清掃を行いました。
2日目同様に雨の中での清掃となりました。少しの晴れ間を狙って昼食を屋外で食べ、午後は今回の活動として最後の清掃時間を悔いのないものにしようと全力で清掃し、4日間の中で最も充実した一日となりました。
初めて活動に参加した学生は、「休憩中に子どもたちが海岸で遊んでいるのを見て、自分たちの活動の意味を実感できた。短い時間だったが、たくさんの学びを得られた」とふり返りました。
3日目はトン袋77袋分のごみを回収しました。清掃2日間でトン袋計110袋分のごみを回収しこれまでの活動で最大量のごみを回収できました。
4日目は宿舎清掃を行った後、対馬市中部クリーンセンターを訪問し、回収したごみの処理や再利用方法について学びました。
午後には厳原町の観光をしました。対馬名物「対馬バーガー」を食べたり、お土産を買ったりと対馬の魅力を存分に感じることができました。
午後の便で対馬を出発し、博多へ向かいました。出港の際には、対馬CAPPAの皆さんが見送りに来てくださいました。
閉会式にて、活動のリーダーである遠藤陣(東洋大学4年)から「今回の体験を発信してほしい。これからの対馬隊をみんなで進化させていってほしい」と活動を締めくくる言葉がありました。
悪天候の中の清掃活動となり、学生たちの表情が暗くなるような場面もありましたが、それを跳ね返すほどの活気と元気にあふれた活動となりました。また、対馬高校の学生との交流や魚捌き体験、観光を通して対馬を身近に感じることができました。
活動にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
この事業は、日本財団「海と日本PROJECT」の助成を受けて実施しました。