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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから2月28日から3月3日までの4日間、学生63名、事務局1名の計64名と地域の方々とともに活動しました。
1日目の午前に実施された開会式では、京都府丹後広域振興局副局長の塩見豊寿様から、「一人ひとりの環境整備に対する取り組みが大事である。怪我には気をつけて、記憶に残る活動にしていただきたい」というお言葉をいただきました。
午後からは、阿蘇海周辺で班ごとに甲殻類、貝類などの生き物調査を行いました。 阿蘇海と周辺の生物の調査を通じて、環境改善の効果を把握し、生物が豊かな環境づくりを目的に、今回の調査結果はエビやカニを確認した他、クラゲなど様々な生物を確認することができました。
2日目の午前は、宮津市文珠と与謝野町にある阿蘇シーサイドパークの2箇所でカキ殻の回収作業を行いました。
阿蘇シーサイドパークでは「みんなでカキ殻拾うDAY」を実施しました。これは地元の方々と協力してカキ殻の回収を行う住民参加型の活動であり、地元の方34名と学生25名が参加しまし、約3.3トンのカキ殻を回収することができました。
みんなでカキ殻拾うDAYの開会式では、与謝野町町長の山添藤真様から、「阿蘇海を綺麗にするためには、その流域全体を綺麗にする必要がありますので、一丸となって取り組んでいきましょう」というご挨拶をいただきました。阿蘇海の環境を守り、未来に繋げていくためには、地域住民全体の繋がりが必要であることを認識できました。
午後からも午前と同様に学生たちは2か所に分かれて活動しました。
阿蘇シーサイドパークで地域の方と協力して回収したカキ殻を与謝野町の有限会社あっぷるふぁーむの畑に散布させていただきました。
文珠では、カキ殻の回収作業を行い、約3トン回収しました。回収方法を工夫し、全員で共有することで、作業をスムーズに進めていくことができました。
そして、伊根町立本庄小学校の体育館で開催される「タンゴつながるフェスin伊根」に参加しました。京丹後地域の活性化を目的として活動されている団体と意見交換を行い、より地域への理解を深めることができました。
3日目の午前は、天橋立小天橋付近にてカキ殻の回収作業を行いました。2日目と同様に「みんなでカキ殻拾うDAY」を実施し、地元の方30名とともに回収作業を行い、約4トンものカキ殻を回収することができました。
午後からは装備洗浄とNPO法人Sports Club RAINBOWとの共催で行った環境学習会に分かれて活動しました。
装備洗浄では、みんなでカキ殻拾うDAYで使用したカゴや剣先スコップ、胴長靴などを学生で手分けしてキレイに洗浄しました。
環境学習会では、小学生17名と保護者の方にご参加いただき、一緒に阿蘇海について学習しました。学生が紙芝居を用いて、阿蘇海の仕組みやカキ殻の大量発生について説明しました。小学生の子たちは、説明を受けて阿蘇海がどうなっていってほしいかを考え、とても意欲的に学習会に参加してくれました。
夜には、地域の方々との交流会を開催しました。交流会では地域の方の阿蘇海に対する思いや環境再生に向けた取り組みについてお話を伺い、貴重な交流の場となりました。
最終日の午前は、予定していた「文珠キレイにするDAY」が雨天のため中止となりましたが、お世話になった吉野茶屋、文珠公会堂、智恩寺の清掃を行いました。清掃後は特別に智恩寺を見学し、ご住職の萩原さんから釈迦如来や十六羅漢のお話を伺いました。
閉会式ではリーダーの中瀬瑞樹(同志社大学3年)が今後の意気込みを述べ、4日間を締めくくりました。
今回の活動では、延べ112名の現地住民の方々が参加してくださり、地域住民の方々が自然と共生する関係性の構築につながりました。
最後になりましたが、今回の活動に携わっていただいたすべての方々に感謝致します。ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。