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新潟県関川村七ケ谷雪ほたる活性化活動

 2月1日から4日までの4日間、IVUSA学生59名、事務局1名が活動しました。

 1日目は10時ごろ関川村に到着し、学生と関川村の村長が「ただいま」「おかえり」と声をかけあう到着セレモニーを行いました。その後、旧安角小学校にて翌日に行われる雪ほたるの準備を進めました。校庭と校内でそれぞれ作業を行い、会場準備を進めました。学生以外にも、地域の方々と連携して一緒に準備しました。

 夜はグループに分かれて地元の方との交流会兼「未来会議」を行いました。未来会議では関川村とIVUSAがこれからどのように関わっていくか、これからどのような村にしていきたいかについて話し合いました。これからの活動に向けて関川村について深く考える機会となりました。

 活動2日目は雪ほたるまつりでの企画準備や雪像の制作など当日準備をしました。
 夕方になってからは雪灯籠が点灯され、雪ほたるまつりが始まりました。年代問わず沢山の方々が来場し、IVUSA学生と村民の方々で盛り上がりました。このお祭りを通して関川村がたくさんの方から愛されていることを再確認し、これからも雪ほたるまつりが絶えることなく、地域の伝統として続いてほしいと感じました。さらに今年はカラオケ大会が実施され、より一層盛り上がりました。

 村民の方から「来年も待っている」と言っていただいたり、手作りの昼食を用意してくださったり、村民の方々は暖かくIVUSAを迎え入れてくださいました。

 活動3日目はお祭りの片付けや、毎夏関川村で行われる大したもん蛇まつりで使われる“大蛇”の修繕作業、関川村の方々の要望にお応えする5つのボランティアを実施しました。

 大蛇の修繕作業は5年に一度であり、この貴重な機会にIVUSAが関わらせていただいたことに感謝しております。長年地域で愛されてきた大蛇に対する村民の方々の想いを隊員一人ひとりが汲み取り、今後の活動に活かしていきます。

 5つに分かれて行ったボランティアでは数多くの交流を通して、関川村に対する新しい視点の発見や学びを得られ、充実した時間を過ごすことができました。
 村民の方からは「たくさん笑って、こんなに幸せな一日はない」とお言葉をいただき、IVUSAと村民の方が近い距離でコミュニケーションを取り、それぞれの思いや楽しい時間を共有することの重要さを感じることができました。この交流を通して今までの関川村、現在の関川村についてのお話を伺うことができ、これらを活かしてこれからの関川村の活性化に対してIVUSAは何が出来るのか、何をしていくべきなのかを考え、実行していきます。

 最終日には最後の朝食ののち、「来た時よりもきれいに」を心がけ、4日間の感謝を込めて隊員全員で宿舎を清掃しました。清掃のあとは総まとめとなる班ミーティングを行い、活動を通して何を学んだのか、何を思ったのかについて話し合ったことで隊員はそれぞれ考えを深めることができたのではないでしょうか。

 その後は解団式で幹部を務めた4人からの挨拶の後、関川村の役場にて帰郷セレモニーを行い、「行ってらっしゃい」「行ってまいります」の挨拶をして、4日間の全予定を終了しました。

 この活動の中で、隊員たちはそれぞれ村の方々とたくさんお話をさせていただき、普段生きているだけでは聞けない貴重なお話を多く聞かせていただきました。それを踏まえ、4日間「地域活性化」という終わりのない課題に対してしっかり向き合ってきたこと、それはかけがえのない経験です。これをしっかりと活かし、今後に繋げていきたいと思います。