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カンボジア教育支援活動2025

 2月16日から23日にかけて、隊員18名、OB1名、事務局1名でカンボジア教育支援活動をクラチェ州のキロ62小学校にて実施しました。

 活動初日の2月16日は、11時に羽田空港に集合し、北京経由で真夜中の23時過ぎにプノンペン国際空港に到着しました。夜はカウンターパートであるKHJGroupの事務所に宿泊しました。

 活動2日目の午前中は、カンボジアの歴史を学ぶためポル・ポト政権時代に虐殺が行われたキリングフィールドと拷問が行われたトゥールスレンへ行きました。現地のガイドさんの案内でポルポト政権時代に実際に拷問や虐殺が行われていた場所を見学しました。胸が苦しくなるような場面もありましたが、改めて歴史を知ることができました。

 その後、バスでプノンペンからクラチェ州に5時間かけて移動しました。プノンペンから離れていくにつれて大きな建物はなくなり、村について赤土の舗装されていない道路や木造の高床式住居を目の当たりにして、日本やプノンペンとの違いを実感しました。ホームステイ先では温かく迎え入れていただき、これからの生活が楽しみになりました。

 活動3日目の午前中は、キロ62小学校で入村企画を行いました。大繩、人間知恵の輪、ボール遊び、夢の学校の横断幕作成のチームに分かれ、たくさんの子どもたちと交流しました。心から楽しんでいる子どもたちと一緒に交流することで、言語の壁は全く感じませんでした。

 午後からは、いよいよ学校建設の左官作業が始まりました。現地の大工さんからレクチャーを受け、モルタルを作るチームとそのモルタルを内壁に塗るチームに分かれて作業しました。

 活動4日目の朝は、キロ村の名産であるカシューナッツ畑を散策し、実際に実を収穫し、カシューナッツの果実を初めて食べました。

 その後は、前日に引き続き、左官作業を行いました。狭区不安定な足場の上に乗り、壁の上の方の作業を行いました。少し危険な作業でしたが、隊員同士で声を掛け支え合いながら、安全に終えることができました。

 活動5日目は左官作業最終日でした。作業中には、子どもたちが作業中の校舎の近くまで来て、たくさんの応援をしてくれました。そして、4教室全ての内壁の左官工事を終えることができました。

 この日は、ホームステイ最後の夜で、村の方々がサプライズでパーティーを開いてくれました。子どもたちや大工さんたちも加わり大きな輪になり、カンボジアの有名な曲でダンスを踊り、楽しい夜を過ごしました。

 活動6日目の午前中はキロ村で過ごす最後の時間でした。文字を探してもらう宝探しゲームを子どもたちと一緒に行い、夢の学校の横断幕を完成させました。最後に、一緒に遊んだおもちゃや筆記用具などを寄付しました。子どもたちの日々の勉強に役立ててもらえたら幸いです。

 ホームステイ先の方にも感謝を伝え、涙をこらえきれないまま、最後のお別れをしました。

 退村した後は、また5時間かけてバスでプノンペンまで移動しました。

 活動7日目の午前中は、セントラルマーケットで観光をしました。学生たちは、それぞれお土産を買ったり、現地の食べ物を食べたりして楽しみました。

 午後はワットプノンを訪れました。班ごとにカンボジア式の方法でお参りをしたり、寺院の中を見学をするなど、珍しい体験をすることができました。

 夕方には、サンセットクルーズに乗り、夕日を見ながらみんなでご飯を食べたり交流し、カンボジア最後の食事を楽しみました。

 プノンペン国際空港に到着して、最後に一緒に活動をしてくれたカンボジア学生やお世話になった方々に感謝を伝えました。そして、今回の活動のリーダー4人から挨拶があり、カンボジアを後にしました。

 その後は北京空港を経由して、2月23日の14時過ぎに隊員全員無事に羽田空港に到着し、解散しました。

 この活動を行う上で、多くの皆様からご支援・ご協力をいただきました。本当にありがとうございました。