会員の方はこちらから
>ID/パスワードを忘れた方はこちらから11月23日と24日の日程で山形県鶴岡市にて、学生33名と事務局1名、計34名で活動しました。海岸清掃を通して、海洋ごみ問題について仲間と本気で取り組み、春の山形での活動に繋げることを目的としています。
11月23日の朝に、海テラス由良磯の風にて結団式を行いました。今回の活動に協力していただく、由良マチック戦略会議の齋藤勝三さんから、「海と共に生きる漁村の人にとって海は、生活の場であり仕事の場である。その場所がごみの最終処分場となっている」と話をいただきました。海洋ごみ問題の深刻さを再確認しました。
午前は由良海岸で、2つのグループに分かれて清掃活動をしました。雨風が吹き荒れる寒い中でしたが、皆で声かけをし、元気に活動しました。その後、班対抗で海ごみカルタをして、山形県や海ごみの知識を深めました。海ごみカルタは以前に酒田クラブの学生が作ったものを使用しました。
午後は、午前中の荒天から一転して波と風が落ち着きました。 参加した学生からは、「小さなごみが多く苦労しましたが、拾い切った後に見た海岸の景色は達成感がありました」という感想がありました。一日を通して天候に左右される場面もありましたが、予定していた清掃範囲を無事に完了することができました。
清掃終了後、宿舎にて班とグループでミーティングを行い、一日の活動をふり返りました。夜ご飯では、山形県の郷土料理である芋煮を食べることで、地域の魅力を知るきっかけとなりました。その後、交流会を通してお互いのことをより理解でき、団結力が強まりました。
24日の午前は、引き続き由良海岸を清掃しました。気温は比較的暖かく、風も穏やかで活動しやすい気候でした。皆で声を掛け合いながら活発に清掃を行いました。全員で1列に広がって清掃や、2列に並んでごみの取り残しがないように確認しながら、清掃方法を工夫して行いました。
午後は、班やグループでふり返りをしました。2日間の活動で成長できた点や、今回の活動をどのように今後に活かしていくかなどについて話し合いました。2日間を通して成長を実感した隊員も多く、充実した時間となりました。
その後、解団式を行いました。地域の方からは「今年も学生が来てくれて嬉しい」との声をいただき、春の活動への期待も高まりました。
2日間合計の成果は、45L袋の可燃ごみ87袋、不燃ごみ5袋、漁網26袋、粗大ごみ約75袋相当でした。
この活動を通じて、海ごみの問題点や私たちにできる取り組みを学び、海ごみに対する意識をさらに深めること、今後も継続して行動することの大切さを実感しました。これからも地域に貢献できるように学生一同頑張ります。
※この活動は、日本財団「海と日本PROJECT」の助成を受けて実施しました。