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【春プロリーダー紹介】沖縄県戦没者遺骨収集活動2025春 小倉 美紗希(法政大学4年)

 はいさ〜い!沖縄県戦没者遺骨収集活動2025春にてプロジェクトマネージャーを務めます、東京多摩クラブ4年小倉美紗希です!

●どんな活動?
 本活動は、あるIVUSA学生の想いから始まりました。
「南方で戦死したおじいさんの遺骨を持ち帰りたい」

 79年前の太平洋戦争末期、沖縄県では一般住民を巻き込んだ凄惨な地上戦が繰り広げられました。そして、まもなく戦後80年を迎える中、沖縄の地には未だに2613柱のご遺骨が眠っていると言われています。しかし、遺骨収集の中心的な担い手であるご遺族の高齢化に伴い、活動が十分に行えていない現状があります。戦後79年、未だに多くのご遺骨が土の中に眠り、ご遺族がその帰りを待っているのです。さらに、戦争当時を知る方が亡くなり、戦争の語り継ぎが終わってしまうことも懸念されています。

 こうした課題を抱える中、沖縄隊では学生の熱意とパワーを生かして、不足する遺骨収集の担い手になるとともに、現地での平和学習や学生同士の意見交換を通して、戦争の事実や平和の尊さを深く理解し後世に語り継ぐ存在を育成しています。

●参加しようと思ったきっかけ
 初めは、クラブの先輩からの熱いお誘いがあったこと、「遺骨収集」という活動の珍しさに惹かれたことがきっかけでした。
 そんな単純なきっかけでしたが、実際にご遺骨をお迎えし、戦争の痕跡を目の当たりにしたことで、誰かがこの活動を続けなければならない、このままご遺骨を放置できないと強く思い、継続的に参加するようになりました。

 また、「戦争・平和」という難しいテーマに対する同世代の多様な意見を聞くことができるのが新鮮で、毎回多くの学びがあることも、本活動に参加し続ける原動力となっています。

●ここがおススメ!
 まずは、「戦争・平和」という普段の生活ではなかなか考えることのないテーマに真剣に向き合い、意見交換できる仲間・環境があることです。また、隊に根付く「他人の意見を否定せず受け入れる」文化が温かな雰囲気を醸成していたり、深く長い意見交換を通して隊員同士の絆が深まったりすることで、活動後も長く続くコミュニティが形成される点も魅力です。さらに、沖縄の過ごしやすい気候の中活動できる点や、美しい景観、美味しい食事を楽しむことができる点も魅力です。