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利島椿産業保全活動11月派遣隊

 11月8日から10日の日程で、東京都利島村にて、学生6名と事務局1名、計7名で活動しました。年間で活動するチームにおける目標が山を持つことや椿山の適正管理であるため、そこへの第一歩を踏み出すため、また利島との継続的な関係構築を目的としています。

 11月8日の20時30分に学生6名と事務局1名、竹芝客船ターミナルに集合し22時発の船に乗船しました。乗船後、結団式を行いました。結団式では個人目標や今回の派遣隊においてワクワクしていることの共有をしたり、幹部・事務局からの話を聞いたりしました。

 11月9日午前7時40分ごろに学生6名、事務局1名の計7名で利島港に到着しました。

 到着後IVUSAの活動に協力してくださっている現地の方に挨拶し、その方々と共に学生は二手に分かれ、椿畑に向かいました。

 午前午後共に作業では椿の実の回収や回収しやすくするために草を刈り取って林床を整える「キッパライ」を行いました。

 椿の実拾いを初めてしてみて、「集めた実の選別が難しい」という学生の声がありました。また利島では地面に落ちた実を取るので腰を低く下げながらの作業となり、この姿勢で集め続けるのは大変だと実感しました。
 どちらの現場も実を収穫し、合わせておよそ25キロほど集まりました。

 夜ご飯は「利島御膳」でした。この後、夜はIVUSAの活動に協力してくださっている現地の方々と利島やIVUSAの活動について意見を交わしました。親睦を深めたり、お互いを理解するいい機会になりました。その後、この派遣隊をどのように年間を通した活動に繋げていくか議論しました。

 最終日の11月10日は朝から宿舎清掃を行った後、雨予報でしたが幸い天気が大丈夫だったため、学生6名、事務局1名計7名全員で同じ椿畑の実拾いを行いました。人数が7名と多かったためみんなで横一列になって、畑の全範囲で 実をくまなく拾えるようにしました。その後は拾った実の選別作業を行いました。「見た目だけでは実の中に油が入っているか明確にわからないため、かなり大変だった」という学生の意見が目立ちました。

 作業後片付けをし、港に向かいました。港には夏の活動でお世話になった農家さんもきてくださり、みなさんにご挨拶をしました。

 そして午後12時50分発の船で利島を離れ、7時間ほどの船旅を経て午後8時に東京港竹芝桟橋に到着しました。また到着前に船内で解団式を行い、個人目標のふり返りや今回の派遣隊をどのように今後に活かしていくかを話し合いました。

 最後に、利島の活動開始からの11年間の歴史に今回派遣隊という新たなページが加えられました。毎年8月に行われている夏の活動以外でIVUSAが訪れたのは初めてで、0を1にする隊でした。実施できたことはもちろん良かったですが、実際にやってみて改善すべき点も見つけることができました。今回の活動を糧に次への歩みに繋げていけたらと思います。