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千葉県九十九里浜全域清掃大作戦

 9月1日から5日の5日間、学生224名、事務局2名で活動しました。9月1日から3日までの前半組、3日から5日までの後半組に分かれ、前後半それぞれ、北側から進むグループと南側から進むグループの二手に分かれて清掃しました。

 今回の活動では、「九十九里浜での清掃活動を通して海洋ごみ問題の現状を知り、『拾う心より捨てない心』を理解することで、『捨てられたゴミがない世界』の実現への第一歩を踏み出す」と「この活動での学びを糧に『挑戦する歩み』をここで終わりにすることなく、次へ繋げる」の2つを目的としました。

 前半1日目は、九十九里浜に到着後、円陣を組み清掃を開始しました。天候が不安定な中、学生同士が声を掛け合いながら清掃しました。

 前半2日目は、気温が高く、猛暑の中での活動となりましたが、チーム一丸となって活動しました。海外から漂着したと見られるごみも多くありました。

 午後には無事に2日間の清掃が完了し、南北二手に分かれたグループが殿下海水浴場にて合流を果たしました。前半組は2日間の清掃で合計748袋分のごみを回収することができました。

 前半3日目は、今後に役立つ知識を身につけるための研修をしました。
 私たちが普段、ボランティア活動で使用する道具の名前や使い方を知り、その後道具に関するかるた大会を実施しました。

 そして午前のうちに後半組が到着し前半組と合流しました 。

 その後、前半隊は東京へ向けて出発しました。
 午後から後半隊が、清掃活動を開始しました。小雨のため少し肌寒い中の活動でしたが、声を掛け合い活動しました。

 この日清掃した地域では、ペットボトルだけでなくブイや漁網などのごみが目立ちました。

 後半2日目は、日差しが厳しい中での活動でしたが、互いに励まし合い、清掃しました。

 場所によって捨てられているごみの種類が大きく違いました。一部の地域ではペットボトルやガラス瓶が、別の地域では漁網やブイが多く見られました。

 午後に白子海岸にて南北二手に分かれたグループが合流し、無事に九十九里浜全域66kmの清掃を完遂しました。学生からは「とても達成感があった」との声が多く挙がりました。

 後半3日目は、研修と閉会式を行いました。天候に恵まれ砂浜で、土嚢袋の結び方を練習することができ、より実践的な学びが得られました。

 閉会式では、活動のリーダーである宗藤光希(国士舘大学3年)が、「これからも全力で活動に取り組み、今後へ繋げて欲しい」と参加した学生に想いを伝えました。


 
 5日間の活動で九十九里浜全域66kmの清掃を完遂し、計1,659袋分のごみを拾いました。

 海岸には、ペットボトルやプラスチック破片といった小さなごみだけでなく、50㎝を超える大きなごみも多く落ちていました。この清掃活動を通じて、ごみの種類や量を肌で感じ、自分たちの行動が環境保護に繋がることを改めて実感しました。(日本大学2年 紺谷 直希)