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山形県日本海沿岸清掃活動

 8月27日から31日まで学生61名、事務局1名で活動しました。
 今回の活動は、「海洋ごみ問題について考え続け、魅力や楽しさを見出すことで未来につなげる」というコンセプトのもと実施ました。

 活動1日目は、結団式にて隊員全員が集合し、初の顔合わせをしました。座学では、全国川ごみネットワークの方々の活動内容をもとに、川ごみや海洋ごみの現状を学びました。海洋ごみの約7割が川や街から流れ出ているということを知り、海岸清掃を行う意義を改めて考え直すことができました。

 昼食後、西浜海岸にて清掃を行いました。
 初めて海岸清掃をする学生もいましたが、声を掛け合い、協力し合いながら進めました。

 活動2日目は、飛島での活動でした。台風の影響から欠航が心配されていましたが、無事フェリーが酒田港を出発し、飛島へ渡ることができました。

 飛島では、2つの活動場所に分かれて田下海岸を清掃しました。暑く、足場の悪い中でしたが、大学生のパワーを精一杯発揮し、無事に清掃をやり切ることができました。

 活動3日目も、前日に引き続き、飛島の田下海岸にて清掃を行いました。バケツリレー方式でごみ袋を運搬した際には、「重いです」「突き出ていて危ないです」などと声をかけ合いながら進めました。
 参加した学生からは、「長い時間の清掃、運搬作業だったが、仲間と声をかけ合いやり切ることができ、達成感があった」という感想がありました。

 活動4日目は、遊佐町十里塚海岸にて清掃を行いました。全員で円陣を組み、モチベーションを高めてから清掃を開始しました。十里塚海岸は他の浜に比べて魚網の量が多く、協力しながら回収しました。ある学生は、「暑くて大変だけど、その分やりがいがあって楽しい」と話していました。暑さ指数が高く、適宜日陰に入りながら互いの体調に気を付けて活動しました。

 活動最終日は、5日間利用させていただいた宿舎を清掃した後、西浜海岸にて清掃を行いました。雨天の中の活動でしたが、地域の方11名、OB・OG5名とともに実施し、和気藹々とした雰囲気でした。

 5日間で合計、可燃ごみ199袋、漁網111袋、粗大ごみ567袋相当を集積しました。

 昼食後、活動最後のミーティングを行いました。5日間の活動をふり返り、意見を共有しました。その後、解団式を行い、清掃結果の報告、ご協力いただいたNPO法人パートナーシップオフィスの大谷様、幹部からの話がありました。

 清掃活動は一時的な解決にすぎません。海洋ごみ問題を根本的に解決するためには、現状を知り、私たち一人ひとりの生活を見直す必要があります。海洋ごみ問題解決に向けて私たちはこれからも継続的に活動していきます。

 最後になりますが、この活動にご協力いただいたすべての方に感謝申し上げます。(龍谷大学4年 山田 亮)