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三重県熊野市地域活性化活動

 8月14日から19日にかけて学生147名が活動しました。

 今回の熊野大花火大会は直前に南海トラフ地震臨時情報が発令されており、花火大会の開催に不安な部分もありましたが、災害時の対応について注意事項を確認し万一の場合に備え慎重に準備を進めました。

 1日目の午前は、京都駅から熊野市へ移動しました。熊野市に到着してから、班ごとに昼食をとりながら交流を深め、午後からの活動に備えました。

 午後からは、熊野市文化教育センターで開会式と災害時の対応について説明を受けました。その後、七里御浜で清掃しました。活動初日ということで、十分な休憩と水分補給を行いながら熱中症に気を付け作業しました。

 2日目は浜での有料席の設置や駅前での石柱撤去、民泊補助等を行いました。
特に、有料席の設置では大人数での作業だったため、全員でコミュニケーションを取り合って協力し、学生たちの仲が深まる機会となりました。

 活動後には、花火大会当日に予想される質問について話し合い、実際にみんなの前でロールプレイングを行いました。質問をする観覧客の人物設定にこだわり、様々な状況への対応を話し合いました。

 3日目は、浜で市役所の方と一緒に土嚢の作成および運搬を行い、有料席の席番号を設置しました。

 他にも、商店街周辺でののぼり札の設置や、三重交通の方と一緒にバスの誘導のための柵を設置するなど翌日に控えた花火大会に向けて準備を進めました。

 4日目は、花火大会本番ということで朝早くから夜遅くまで現場に細かく分かれて作業しました。記念通り商店街では、地元の方と一緒に熊野地鶏を使用した焼き鳥とコラボタオルを販売しました。

 学生の呼び込みの甲斐もあってたくさんの方に来ていただき、焼き鳥800本の完売、タオルは計319枚の売り上げとなりました。浜では、有料席での席の案内や浜につながるゲートでの誘導を行いました。ゲートの誘導では募金箱を持ち、来年以降の花火大会の継続に向けて、多くの方に募金していただきました。

 他にも、駐車場での交通整備や人が集まる場所での危険ラインの警備をしました。学生は事前に行った質問対応のワークを生かし、状況にあった対応に努めました。
 5日目は花火大会の撤収作業、地域の方との慰労会を行いました。
 花火大会の撤収作業は七里御浜での有料席の撤去や浜清掃、熊野市駅前の石柱や花壇の復帰作業をしました。

 夕方からは熊野大花火大会に携わった地域の方々を招待し、七里御浜にて慰労会を行いました。参加してくださった地域の方から「IVUSAが毎年花火大会のボランティアとして来てくれて助かっている」や「来年もぜひ参加してほしい」等と感謝の声を多くいただきました。また、熊野大花火大会の話だけでなく熊野地域に関するお話にも花を咲かせました。

 最終日の午前中は5日間お世話になった、きのもと会館・木本小学校・熊野文化交流センター・労働福祉会館の清掃を清掃しました。清掃終了後、各班で獅子岩や花の窟、鬼ヶ城や熊野古道といった熊野市の観光所をまわりました。

 午後は木本小学校にて閉会式を行いました。リーダーの三宅陸久(同志社大学4年)から、「直前の南海トラフ臨時情報があったにも関わらず皆さん参加していただき、今回の熊野大花火大会を無事に終えられて本当に喜ばしい」と話しました。

 今回の活動を通して熊野大花火大会だけでなく熊野市の魅力を実際に肌で感じ、熊野市とIVUSAの密接な関わりを再確認しました。
活動にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。(神奈川大学4年 中西 海秀、立命館大学2年 行安 創、立命館大学2年 関口 優来、京都産業大学2年 山中 千怜、同志社大学3年 水谷 直樹)