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長崎県対馬市海岸清掃活動

 8月23日から8月27日までの5日間、IVUSA学生58名、事務局員1名で活動しました。
 まず先発隊16名が23日の早朝に対馬に到着。3日と4日目に清掃活動をする越高海岸を下見しました。

 また、本隊の学生42名、事務局員1名は対馬に到着後、「シャインドームみね」という宿舎である対馬青年の家の近くの施設に移動して交流会を実施しました。交流会では学生全員でドッチフリスビーを行い、仲を深めました。

 その後、5日間お世話になる対馬青年の家の体育館にてオリエンテーションを実施しました。今回は、釜山外国語大学の学生・教員38名と宿泊も同じで、24日に一緒に清掃します。
 活動のリーダーから挨拶があり、2日目の韓国学生との交流やこれからの清掃活動に対する意欲がより高まりました。

 24目の午前は、井口浜にて日韓市民ビーチクリーンアップが実施され、IVUSA学生、釜山外国語大学の学生、大阪青年会議所(JC)の学生、対馬住民の方々合わせて200名以上が参加し、共に海岸清掃を行いました。活動中はお互いに分別方法を確認し合いながら楽しく清掃しました。

 午後は峰地区公民館に移動してワークショップを行いました。そこではIVUSAの学生、海洋ごみアーティストのヤンクラ氏、釜山外国大学、対馬市役所、一般社団法人対馬CAPPAからパネリストが登壇。パネルディスカッションでは、様々な分野から対馬の海洋ごみ問題についての話を聞くことができ、新たな視点を得ることができました。

 その後青年の家にて、IVUSAの学生、対馬市関係者、韓国学生、対馬高校生と共にBBQを行いました。お互いの文化や言語を教え合ったりするなど更なる交流を深めました。

 25目の午前は、越高海岸で清掃活動を行いました。先発組が海岸だけでなく近くの川周辺のごみを集めました。
 本隊は2箇所の海岸沿いと分別のチームに分かれて、学生同士声を掛け合いながら活動しました。

 午後からは、砂浜遊び、シーカヤック、魚捌き体験のグループに分かれてアクティビティを楽しみました。対馬の綺麗な海を体感し、海の幸を味わうことができ、どのグループも対馬の魅力を知ることができました。

 活動4日目は越高海岸にて一日清掃活動をました。「トン袋70袋のごみを収集する」という隊の目標に向けて学生一丸となり清掃しました。

 4日目は清掃に慣れてきており、スムーズに収集や分別を進められるようになりました。猛暑の中での活動でしたが、「体調は大丈夫?」「あともうちょっと頑張ろう」などと周りの人を気遣いながら活動しました。

 その結果、合計84袋のごみを収集することができました。海岸清掃は大変でしたが、ごみのない綺麗な海岸を見ることができ、大きな達成感を味わうことが出来ました。参加した学生は、『対馬の海洋ごみ問題は予想以上に深刻でした。実際に清掃活動に参加できて本当に良かったです。』と感想を述べています。

 活動5日目の最終日、本隊は台風10号の影響により予定より一便早いフェリーで帰ることになりました。

 厳原港を出発する際、カウンターパートの一般社団法人対馬CAPPAの方々と午後から韓国訪問を予定している4名の学生がお見送りに来てくれました。お世話になった方からのお見送りに感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。

 その後、13時半頃に博多ふ頭に到着し、活動で仲良くなった班員や仲間と写真を撮るなど、別れを惜しみつつ解散しました。

 この5日間の活動を通して得たことを周りに発信していき、次に繋ぐと同時に、対馬の海洋ごみ問題解決の糸口を考え、行動し続けたいと思います。
最後に、今回の活動のために準備を頑張ってきてくださった方々、関わってくださった方々に感謝申し上げます。(龍谷大学4年 加藤 亜美)

※この事業は、日本財団「海と日本PROJECT」の助成を受けて実施しました。