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琵琶湖博物館のフィールドワークとオオバナミズキンバイについてのワークショップ

 6月30日にIVUSAの学生34名、卒業生1名で、滋賀県の琵琶湖博物館のフィールドワークと吉身公民館でオオバナミズキンバイ(以下オオバナ)についての勉強会とワークショップを行いました。
 当初予定していた守山市赤野井湾でのオオバナ除去活動が、雨天により中止になったため、急遽、琵琶湖博物館でフィールドワークと屋内での勉強会とワークショップに変更しました。

 琵琶湖博物館では、班ごとに館内展示を見て回り、琵琶湖に住む生き物の生態系の豊かさや地元住民の方たちの琵琶湖の自然環境に根付いた生活や文化の歴史を体感することができました。

 吉身公民館での勉強会では、IVUSAにおけるオオバナ除去活動がどのように始まり、現在まで繋がっているかを学びました。
 今回の活動場所であった守山市でオオバナ除去が始まり、行政、環境団体、漁師と連携して、試行錯誤を繰り返しながらノウハウを蓄積し、琵琶湖南部や全域に活動場所・範囲を広げていったという話がありました。

 また琵琶湖のオオバナは減っているが完全除去するためには、ヨシ植栽地などの機械駆除が困難で、マンパワーが必要な箇所のオオバナを除去していく必要があり、学生のマンパワーが必要なことを改めて実感することができました。

 グループワークでは、社会のオオバナに対しての認知度が低い中で、どのように周りの理解・協力をいただきながらオオバナを除去していくかという、当時の先輩たちが乗り越えた壁を自分たちならどう挑戦するかを考えました。

 また、グループワークの途中では、夏休みの活動候補地である高島市ヨシ植栽地からのオオバナ繁殖状況のZOOM中継もあり、オオバナを完全除去するために自分たちにできることを考え、共有しました。

 最後に、この活動のリーダーである大久保樹(立命館大学3年)から、「今回は天候不順により作業できず、悔しい思いをしたが、活動する意義について考える良いきっかけになった。次の活動に向けて各自が、オオバナ完全除去のために、この活動とどのように関わっていき、取り組んでいくのか考え、モチベーションを高めてほしい」と挨拶があり、参加者全員の活動に対する意識が高まりました。
 
 天候不順により活動中止になりましたが、事前に下見、調整、準備等に御協力いただいた玉津小津漁業協同組合、滋賀県庁の皆さまに感謝申し上げます。