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【夏プロリーダー紹介】利島椿産業保全活動2024 内村 梨愛(産業能率大学4年)

 こんにちは!はじめまして!利島椿産業保全活動2024でプロジェクトマネージャーを務めます、東京砧クラブ4年の内村梨愛です!

●どんな活動?
 利島は、東京都に属する人口約300人の島で、都心からは大型客船で約8時間の伊豆諸島北部に位置しています。
 そして、この利島には、江戸時代から約250年以上続く伝統産業として”椿産業”があり、椿油の生産量は日本一を誇っています。島内面積の80%が椿林に覆われており、本数にすると約20万本もあります。

 しかし、この椿産業には、椿農家の高齢化、担い手不足といった社会課題があります。それは、①椿が元々の生態により年によって豊作・凶作の差が激しく、また自然災害の影響も受けやすいため、収穫量=農家の収入が不安定であること、② 利島は中学校までしかなく、若者が島から出て行かざるを得ないといった要因があります。
 こうした現状から、「農家の高齢化によって椿産業の衰退が危ぶまれているため、IVUSAで何か出来ないだろうか」とお話を頂き、2013年より活動が始まりました。
 そこで現在IVUSAでは、主に夏プロジェクトで、収穫に向けた準備として行われる「キッパライ」という作業のお手伝いをして活動しています。

 また、一昨年より年間チームが設立され、年間を通して関わりを持つことによって、より地域の課題解決・活性化に繋げられるような活動にできるよう動いている最中でもあります。

●参加しようと思ったきっかけ
 私は2年生の夏プロジェクトからこの活動に携わっており、今年で3回目の参加になります。2年生の時は、自分が普段使用するヘアオイルにも含まれている“椿”という身近なものに関する社会課題に対して取り組める活動ということで、より自分事として考えやすいと思い参加しました。

 そして、実際に参加してみると、椿産業の課題に関する学びはもちろん、学生や農家さんと関わることを通して、“人と出会い、繋がる”ことの素敵さを知り、自分にとって人生のターニングポイントとも言えるくらい、とても大切な経験になりました。そのため、3年生では、この活動をより課題解決に貢献していく活動にしたい、今後も繋げていきたいという想いから幹部(ロジスティクスマネージャー)に挑戦し、今年も同じような想いを持って、4年生でプロジェクトマネージャーに挑戦します。

●ここがおススメ!
 おすすめポイントは、どの活動よりも農家さんと過ごす時間が長く、距離が近いからこそ、椿産業の魅力と課題を知り得ることです!そして、約30人という少人数隊だからこそ、隊員一人ひとりとの関わりを大切にして、より結束力を感じられることです!
 プロジェクトマネージャーとして、利島の未来のためになることはもちろん、参加した学生が、ただの“思い出”ではなく、「自分の人生にあって良かった」と思える“経験”として持ち帰れる活動に出来るよう、精一杯努めます。みんなで最高の夏にしましょう!