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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから2月29日から3月4日までの5日間、IVUSA学生87名で静岡県西伊豆町活性化活動を実施しました 。
初日は、あめみや農園での畑作業と3月2日に行われた「西伊豆町×IVUSA 10周年まちづくりフェス〜令和6年度能登半島地震復興支援〜」の2つに隊を分け、作業を進めました。
畑作業が初めての学生もおり、最初は慣れない中苦戦をしましたが、学生同士協力し合い作業を進めました。具体的には、炭を利用しクールタウン農業を行うために炭焼きで炭を作ったり、雨水の排水効率を上げるため、畑の通路拡大をしたり、作物の作付けをするための土づくりなどを行いました。
途中、西伊豆町の高校生も1名加わり、和気あいあいとした雰囲気で初日の畑作業を終えました。
まちづくりフェスの準備では、活動前に班内で用意してきたものを基にブースの看板やポスターを作成しました。限られた準備の時間内でできる最大限を目指し、学生同士団結して作成しました。
夜は参加学生がひとつの部屋に集い、そこで初日のふり返りと明日以降の活動に向けた目標を考えました。
2日目は、学生全員で畑作業をしました。サトイモの一種であるエビイモの作付けをするため、まず畑を耕し、雑草抜きをしました。作付けをする親芋の皮むきと昨日に続き通路の拡大も行いました。
畝立ては大きなスコップを使い、慣れない作業に体力を消耗しながら序盤は特に苦労をしましたが、得意な学生が先導し、無事に畝立てが終わり、ジャガイモとエビイモの作付けをすることができました。
また、学生数人で、次の日に行う「西伊豆町×IVUSA 10周年まちづくりフェス〜令和6年度能登半島地震復興支援〜」に来ていただくために、近所でビラ配りをしました。
畑での作業が終わると夜は西伊豆町役場で三重県尾鷲市地域おこし協力隊の日向風花さん(慶応義塾大学4年)と、一般社団法人つちからみのれ設立者・伊東将志さんのお二人から、話題性のある情報を発信する方法を学ぶ「ニュースメーカー講座」を全員で受講しました。学生たちは真剣に耳を傾け、地域活性化に取り組む自分たちが今後できることについて考えました。
3日目は、西伊豆町役場横の健康増進センターにて「西伊豆町×IVUSA 10周年まちづくりフェス〜令和6年度能登半島地震復興支援〜」を実施しました。
まちづくりフェスでは、よさこいソーラン節、耕作放棄地を活用した「あめみや農園」で作ったエビイモを使用したコロッケの販売、田子弁かるた(西伊豆町内の田子地域の方言を用いたかるた)大会、IVUSAについての展示、スーパーボールすくいなど他にも沢山のブースを学生たちで行いました。また、町内唯一のいちご農園である松田農園さまによるいちご大福の販売もしていただきました。
また、1月1日に発生した能登半島地震復興支援として、石川県の物品・金沢カレーを販売しました。これらの売上金は全て能登半島地震復興のため全額募金をしました。他にも防災グッズ体験ブースや災害情報の発信に加え、募金活動も行いました。
募金活動では、災害救援活動で石川県や富山県に足を運んだ学生の話を通して、多くの町民の方にご協力いただきました。
終了後に行われた交流会では、学生と町民、IVUSA卒業生の方々と交流をしました。
町の方々からは、西伊豆町の魅力について伺い、町の方々目線で西伊豆町について知ることができ、とても充実した交流会になりました。
4日目は、一日黄金崎で活動しました。松の林床整備として、地面に積もった枯葉の回収や雑草の撤去、炭撒きを行いました。
午前中の活動は、IVUSA卒業生の方と一緒に行いました。過去のIVUSAでの活動や大学生生活に関することについて話しながら作業しました。
また、活動の最後には、一人一本松の木の定植を行いました。松には、自分の名前を書いたネームプレートを添えました。
活動最終日には、5日間宿泊した旧田子中学校の校舎を清掃しました。
その後は事後勉強会で今日までの活動を振り返り、班で個人目標の達成度や活動で学んだことを言葉で表しました。
勉強会終了後、解団式があり、そこで、今回のリーダーである平澤柚香(東洋大学4年)から、「伝えたいことは、先を見越して活動していけるようにすること。行ってみないと分からないことがたくさんあると思うので、経験を大切にしてほしい」と活動の締めくくりがありました。
最後に昼食を食べ、5日間過ごした旧田子中学校を13時半に出発し、静岡県西伊豆町活性化活動は無事終了しました。
最後になりますが、今回の活動にご協力いただいたすべての方に感謝申し上げます。(東洋大学2年 小林 美紅)