NPO法人国際ボランティア学生協会公式ウェブサイト

会員の方はこちらから

>ID/パスワードを忘れた方はこちらから



新潟県関川村七ヶ谷雪ほたるまつり活性化活動

 2月3日から6日までの3日間、 学生46名、OB1名、事務局スタッフ1名の計48名が参加しました。

 関川村とIVUSAの関係は、「地元を元気にしたい」というIVUSA学生の想いから2004年から始まりました。そこから私たちは継続的に関川村を訪れ、村の抱える問題を解決するために活動しています。
 今回で9回目となる関川村七ヶ谷雪ほたるまつりの活動では、「村民と親戚になる」という目標を掲げ、2月4日に開催された「雪ほたるまつり」の準備や運営補助、そして村民の方々のニーズに応える「孫の手ボランティア」を行いました。

 活動初日、宿舎にて到着セレモニーが行われ、関川村の加藤村長と「ただいま帰って参りました」「おかえりなさい」と挨拶を交わしました。その後、雪ほたるまつりの会場である旧安角小学校へ移動し、翌日のお祭りに向けて校舎内の清掃やイルミネーションの設置を行いました。慣れない雪に足を取られながらも、笑顔で作業しました。

 夜は、村民と学生で決起会を実施しました。村についての理解を深めるための「ミライカイギ」では、村民の方々の困りごとや各集落の魅力を教えていただきました。
 また、お祭りに向けて村民の方々と共に制作する雪像についての話し合いの場も設けられました。
最後には、会場にいる全員が七ヶ谷地区で親しまれている「若い力の七ヶ谷」を歌い、翌日のお祭りに向けて気持ちを高めました。

 活動2日目は、前日に引き続きお祭りの準備をしました。地域の人にコツを教えてもらいながら、イグルー(かまくら)や雪像、雪灯篭の制作をしました。例年より積雪が少なく懸念もありましたが、村民と学生が力を合わせ無事完成させることができました。

 17時になると点灯式が行われました。雪灯篭に火が灯され、打ち上げ花火を合図にイルミネーションが点火すると、辺りは幻想的な雰囲気に包み込まれました。


 
 お祭りでは、IVUSA企画として、かるたやけん玉など幅広い世代が楽しめる「昔遊び」と、それぞれの夢を瓶に詰め明かりを灯す「夢企画」のコーナーを実施しました。お祭りに足を運んでくれた村民の方々の関川村に対する想いや夢を直接聞くことができ、村民と学生がコミュニケーションをとる良い機会となりました。

 活動3日目は、お祭りの片付けや会場の清掃を終えた後、村民のニーズに応える「孫の手ボランティア」を行いました。班ごとにふるさと会館や集落センターへ訪問し、身体を動かすゲームをしたりお茶会をして談笑したりしました。
 先々で「また来てね、来年も待っているよ」というお言葉を掛けていただき、村民の方々の温かさを改めて感じる時間となりました。

 最終日となる活動4日目は、宿舎を清掃した後、解団式を行いました。今回の活動のリーダーである馬場千瑳(滋賀大学4年)が4日間のふり返りや隊に対する想いを話し、「この隊で活動ができて本当に良かった、また関川村に来てほしい」という言葉がありました。

 その後、関川村役場にて帰郷セレモニーを行い、学生は関川村にまた帰ってくるという想いを胸に「行って参ります」という声を届け、活動を締めくくりました。

 4日間の中で、今回の活動の目標である「村民と親戚になる」とはどういうことなのか、私たちIVUSA学生が関川村に関わる意味とは何なのかということについて考え続けました。関川村、村民の方々、そして地域活性化について、それぞれが本気で向き合うことができたと思います。活動を通して感じることができた繋がりや想いを大切に、今後のIVUSAの活動と関川村の発展に繋げていきます。

 最後になりますが、この活動に関わってくださった全ての方々に深く感謝申し上げます。(東京女子大学2年 澁川 美乃里)